薫がサイコキノで廃墟の扉を爆発させる。
ドォオオんと爆発が起きて普通の人々が動揺し入り口に集まり始める
普通の人々「何なんだ!‥‥っ!出たな…特務エスパー!!」
薫「お前ら神妙にしろ!!」
葵「うちらが来たからには」
紫穂「好き勝手にはさせないわよ?!」
「‥‥」
僕は普通の人々を睨みつけた。
普通の人々には幼いころ散々お世話になった‥‥というのも
幼いころ赤ん坊だった僕は力が強すぎたために両親に売られてしまいこいつらに人体実験を今までさせられてきた。
そのために身体が弱くなったが沢山の高レベルな能力を使えるようになったのだ。
今でも痛みを強いられてきたこと‥‥忘れないし彼らの存在を許しはしないのだ。
普通の人々の組織を潰す僕の夢である。
勿論全員を恨んでいるわけではない‥‥。
皆本「お前たち何かを企んでいることはわかっている!
降伏してもらおうか!!」
彼のように‥‥能力の有り無しを気にしないで「普通に一人の人間として」接してくれる人間もいる‥‥そんな彼らを僕はこの化け物のような力で守り抜きたいと思ったからだ
普通の人々「‥‥お前は!‥‥No0!組織を裏切ったとは聞いたが‥‥まさか本当だったとは?!」
僕を見て男が叫んだ‥‥
「僕は元々、お前らの仲間になった覚えはない!」
薫「そうだ!雪奈うちらの仲間だ!」
葵「それにNo0なんて名前じゃないで?」
紫穂「「草薙 雪奈」という名前があるんだから!
それに私たちはもうあなた達にこの子は触れさせないわよ!?覚悟してね★」
☆が黒い‥‥のは気のせいか?汗)
でもこうして同じ力を持っている彼女たちに妹として向かい入れられたことで僕の存在感を世界に認めさせることができたのもまた‥‥事実だ。
薫「いくぜぇ〜サイキックぅ〜トルネード!!」
サイコキノで風を纏わせて普通の人々を吹き飛ばしていく
「「「うわぁ〜!!」」」
葵「うちもいくで〜テレポート!」
葵のテレポートが普通の人々を壁に上半身を埋めた。
自力では抜け出すことは出来ない‥‥
紫穂は近くにあった拳銃で狙い撃ちをする
正確に致命傷じゃない場所を狙っていく。
じわじわと痛めつける気でいるようだ‥‥この子腹黒いところあるからな‥‥汗)
皆本「‥‥ったくあいつら‥‥」
皆本は三人の暴走に頭を抱える。
僕はと言うと皆本さんの護衛をしながらリーダーを探している。
皆本「…仕方ない、雪奈周囲の状況を探ってくれないか?」
「‥‥この階は既に壊滅状態にあります‥‥
しかし、二階のとある一室が気になります未だにぼやけて見えますので」
皆本「‥‥ECCMでも使われているのか?」
「いえ、‥‥それにしては、彼女たちが何の障害もなく使えているのはおかしいです」
皆本「‥‥行ってみるか‥‥お前らここは頼んだぞ」
薫「おう!」
葵「任せとき」
紫穂「皆本さんを頼んだわよ?!」
「‥‥うん」
皆本「行くぞ」
二階へたどり着くとそこだけ頑丈な部屋が存在していた。
ギィイと大きな音が響いてしまうが既に潜入していることはばれて居るはずなので中に入る。
‥‥っ!?
巨大な装置がドンと置かれていた。
どうやら作動し始めているようだ。
皆本「‥‥な、なんなんだこれは?!」
普通の人々「なんだ‥‥もうこちらへ来たのか‥‥
流石は‥‥化け物たちだな」
「‥‥っ!」
皆本「違う彼女たちは化け物なんかじゃない!それよりこれは何だ!?」
普通の人々「素直に答えると思うのか?
まぁいい、気分がいいから教えてやろう‥‥」←
結局いうのかよ!?←
普通の人々「これは異世界へ飛ばすことができる転換装置だ‥‥」
皆本「‥‥異世界?!そんなものを作ってどうする気だ!?」
普通の人々「決まっているだろう‥‥邪魔ならお前らエスパーたちを異世界へ飛ばすんだよ‥‥そうすれば世界は安泰だ‥‥ニヤリ)」
皆本「‥‥な、そんなことが出来るわけがない!?」
普通の人々「それが出来ちゃうんだよな!
まず最初の実験台として‥‥下にいるあいつらを飛ばしてみるとしよう
おい、始めろ!」
ブゥウウンと大きな音を立ててさらに機会が起動する。
まずい!
僕は下にいる三人の所へ急いで向かう。
皆本「雪奈!!‥‥くそっ?!」
皆本も続いて後を追う。
三人に狙いを定めてビームが放たれる
ビュウん!!
オレンジ色の閃光が薫たちのところへ飛ぶ。
薫たちがそれに気づいたときは能力を使う暇がないくらいに接近していた。
薫「な!なんだ?!」
葵「なんやて!?」
紫穂「‥‥ビーム!?」
「みんな!?危ない!!」
「「「雪奈!!」」」
軍神の力でサイコキノを使い三人を遠ざけたのと入れ替わりに僕がその場に立った。
皆本「やめろ!雪奈きな〜!!」
「‥‥ごめんな‥‥さい」
ビームが僕を包み込むさらに強い光が部屋中を包み込み皆が目を庇う。
光が収まるころには‥‥その場にいた雪奈の姿は消えていた‥‥
皆本「‥‥う、‥‥うそ、…だろう!雪奈!!」
薫「‥‥な‥‥雪奈が消えた?!」
葵「どうなってるん!?」
皆本「‥‥まさか、‥‥本当に‥‥異世界に‥‥!?」
紫穂「‥‥どいうこと?!皆本さん!」
四人が唖然としていた。
普通の人々「ふはは、成功だ!成功したこれで邪魔な化け物が一人消えた!
実にめでたい!!」
薫「‥‥さい‥‥」
普通の人々「次はお前たちも化け物の元へ送ってやる…」
薫「‥‥う‥さい!!」
普通の人々「ん?」
薫「うるさい!!サイキックぅ〜バックトルネード!!」
ドォオオオン
転送装置は大きな物音を立てて爆発してしまい黒い煙が出てきた
普通の人々のリーダーと思われる男が武器を持ったまま機会にサイコキノで押しつぶされたためである。
皆本「やめろ!薫!その機械が壊れてしまえば‥‥元に戻す方法が‥‥っあああ!」
薫「っは!」
葵「‥‥時、すでに遅しやな‥‥」
紫穂「まずいことになっちゃったわね‥‥」
皆本「‥‥何やっとんじゃ〜!!お前は!!」
薫「ごめんなさぁいい〜!!」
かくして‥‥彼らは‥‥大切な仲間を取り戻すために…
機械の修理が出来るのでしょうか?!