だるいわぁ、あんまりだるいから今日サボろうかと思った。今から一緒にサボっちゃう?じゃあモス行きたい!モスバーガーオニポテセットにモスチキンが鉄板。食いすぎ?いやいや、普通でしょー。あ、そういやこの間モス行ったらさ六道先生がちょうど外を通っててビックリした。もちろん隠れたけど(笑)なんか綺麗な女の人と一緒で、たぶん彼女とかじゃないかなー。なんかそこだけオーラが違う感じでみんな近づけない雰囲気でさぁ、なんつーかセレブリティな…そんで道の真ん中でちゅーとかしてんの。もう、きゃー!だよね(笑)思わずガン見しちゃった、てへ。ん?どうしたの、ソワソワして。トイレ行くの?じゃあ、ついでにジュース買ってきてよ。私、リンゴジュースね、はいお金。行ってらっしゃーい!
「みょうじさん」
友人を見送っているとポンッと肩に手が乗せられた。
振り返ると顔を青ざめながら笑っている骸がいた。
「あの、誤解、を解きたいんですが」
『何のですか?』
にこりと笑いながら首を傾げるなまえ。
「(可愛い可愛い可愛い…ッ!)…その君がこの間見たというのは、僕の家族、みたいな存在でして、彼女は外国暮らしが長くて…あれは挨拶なんです」
だから彼女とは何でもないんです!と力説する骸をキョトンと見つめていたが、すぐに笑顔になった。
その表情に誤解が解けたと思い安堵の息をついたのだがなまえの次の言葉に固まることになる。
『家族…あぁ、将来を誓いあった、的な!おめでとうございます』
骸の弁解虚しくなまえには全く通じていなかった。
教室中から憐れみの視線を受け骸は項垂れた。