始まり
明日は締切日だ。
この私は、駆け出しのイラストレーター、今は小説の挿絵をアパートの一室で仕上げている。
この作者…ぎりぎりまで日程を引き延ばすものだから、必然的にこちらの時間が短くなる。
それでも、発売日には店頭に出さなければならない訳で。
カラー印刷の締切、マジで早いよ。
私は一息吐いて、コーヒーを淹れた。
イラスト指定の箇所、沢山のガレー船が出てきて海戦している。その中の白兵戦のシーン。
ちくしょー、作者め…!!いや、編集か?
こんな手間かかる所を指定しやがって!!
描くのは自分じゃないからな!!!(怒)
文字では楽だけど、絵で描くと軽く死ねるwww
ガレー船の甲板って、どうなっているんだよ? 資料はどこだっけ??
今日は徹夜だけど、頑張れば時間までには仕上がる…かな???
私は再び筆を持った。
デジタルよりは、やはり直に描く方が気持ちが良い。
両方やれるけどね。
何とか仕上げて、出版社に送ってからその後…
意識を失った。