Rhapsody in Green


入学式


秀徳高校

入学式。
緑頭の生徒が新入生代表での挨拶をしている。

彼は元帝光の生徒だ。
彼はキセキの一人、「おは朝」信者で有名な緑間真太郎。

私も中学は帝光で、その時初めて自分が「黒バス」の世界に転生した事を自覚した。
あの、有名なキセキの連中とつるんでみたいと思わなくもなかったが、私は結局男子バスケ部のマネージャーにはならなかった。
運動音痴の私には、あの、びっくり人間博覧会の中に入る度胸は無かった。

代わりに、料理クラブと、時々美術部に溜まってみたり…ピアノを弾きまくったりして、気ままな中学時代を過ごした。

とは言え、同じ学校で同じ学年なので、一部のキセキ達とは、それなりに交流っぽいのもあった。
けど、緑間君とは特に直接絡んだり話したりはしなかった。
面白い人だと思ったので、遠くから傍観していたくらいですな。
星座が同じ蟹座なので、ちょっと気になってはいたんだけど…

一年生達が、それぞれの教室に整列して移動する。

あれ…?
私と緑間君と同じ組みたいだ。

緑間君は私の斜め後ろの席。

教室を見回していたら、すぐ横から話しかけられた。
「こんちはー♪俺、高尾和成! 君の名前はなんてーの?」
『こんにちは。私は苗字名前。よろしくね』

うはー高尾君も同クラだぁwww

その後、セロテープを持った緑間君とも自己紹介し合った。
緑間「帝光にいただろう?」
『覚えてたの?』
「成績で俺より良かったから、覚えていたのだよ」
あちゃ〜既に目を付けられていたのか…
地味に過ごしていたつもりだったのに。

高尾「えっ!?スゴイじゃん、苗字ちゃん」
いや、中学の勉強は二度目だからね?
高校も二度目になるけど、難しくなるから自信がないなぁ。

『そのセロテープ、今日のラッキーアイテムなの?』
「そうなのだよ。おは朝は見てるのか?」
『一応毎朝チェックしてるよ』
「おは朝占いは良く当たるからな。お前の星座は何座なのだよ?」
『蟹座だけど。でも流石にラッキーアイテムは持って来てないなぁ』

だって、「おは朝」のラッキーアイテムは持って来るのに結構無茶振りが多いんだもんwww
「俺と同じ星座か…人事を尽くすのだよ…セロテープなら用意出来るだろう。貸さんぞ」

横では、そんな会話がツボに入ったのか、高尾君が笑い転げている。


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