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今日は月に一度の全校集会の日だ。
E組にとっては気の重くなるイベントで、教室には憂鬱な空気が漂っていた。
そんな中、クラス委員の二人が率先して声を掛ける。

「そろそろ時間ね。行きましょうか」

「そうだな。ほら、みんな行くぞ」

磯貝と片岡に促されて、皆しぶしぶといった様子で教室を出て行く。
紗良も移動しようと席を立った時、カルマに名前を呼ばれた。

「ねぇ、紗良」

「ん?」

紗良が振り向いてカルマの方を見ると、カルマはさわやかな笑顔を浮かべてこう言った。

「今日は絶好の昼寝日和だと思わない?」

突然何を言い出すかと思えば、紗良はカルマの言わんとする事を察して顔をしかめる。

「……カルマ君、集会サボるつもりでしょ」

「まぁね。紗良も一緒にどうかと思って」

カルマは全く悪びれる様子もなくそう言った。
確かに今日はとても良い天気で気温もぽかぽかと暖かく、昼寝をしたら最高に気持ちいいに違いない。
しかしだからといって、集会をサボっていい理由にはならないはずだ。

「お断りしますっ!」

紗良の返答にカルマは軽く肩をすくめる。

「えー残念ー。まあ予想はしてたけど」

「もう……カルマ君だめだよ、サボったりしたら。殺せんせーにも怒られちゃうよ?」

「あのタコが怒った所で全然怖くないって」

軽く注意をしてみたところで、のれんに腕押しだ。
カルマは「じゃあねー」と手を振りながら、どこかへ去って行ってしまった。

「もう、カルマ君ってば……」

自由すぎるカルマに、紗良は諦めにも似た小さなため息を吐いたのだった。

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