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今日から2泊3日の京都修学旅行だ。
楽しみなあまり朝早くに目が覚めてしまった紗良は、早めに家を出て学校へと向かった。

(ちょっと早く来すぎたかな……?)

集合時間よりもだいぶ前に学校に到着してしまい、まだ誰も来ていないだろうと予想していたが、1人先客がいた。

「おはよう、一瀬!」

屈託のない笑顔を浮かべて挨拶をしてきたのは、杉野だった。

「あ、杉野君おはよう。早いね」

「なんかドキドキして、全然寝らんなくてさー」

杉野は修学旅行で神埼と同じ班で回れる事が嬉しくて、昨晩は一睡もできなかったらしい。

「あはは。でもほんと楽しみだよね」

紗良も杉野や神埼と同じ4班で、他のメンバーは、カルマ、渚、カエデ、奥田の計7人だ。
紗良もこのメンバーで京都を回れることがとても楽しみだった。

しばらくして、他のE組のみんなも学校に集まってきて、皆班ごとに集まってわいわいと雑談をはじめた。

「今日はよろしくね、みんな」

神崎が笑顔で言う。

「よろしくお願いしますっ!」

奥田も小さくペコリと頭を下げてそう言った。

「こちらこそ、よろしくね」

「京都、楽しもうねっ!!」

「あと来てないのは、カルマだけだなー」

「寝坊してないと良いんだけど……」

紗良が少し心配そうにそう呟くと、渚が大丈夫だよ、と言った。

「カルマ君もさすがに今日は遅刻してこないと思うよ」

渚の言うとおり、しばらくしてカルマがあくびをしながら現れた。

「おはよー」

「おはよう、カルマ君」

「カルマ遅ぇぞ!」

「1分前だからセーフでしょ。ぎりぎりまで寝てたくてさ」

「良かった。寝坊してるんじゃないかって心配しちゃった」

「心配症だねー紗良は。ちゃんと来るって」

「だって……」

心配してしまうのは普段から遅刻が多いカルマのせいでもあると紗良は思う。

「俺はちゃんと時と場所をわきまえて遅刻するからね」

カルマがそう言うと、それを聞いていた殺せんせーが「授業の時も遅刻せずに来てください!!」と怒った。

E組が全員揃ったことを確認すると、烏間が前に立った。

「よし、全員揃ったな。では、今から京都へと向かう。くれぐれも浮かれて問題など起こさぬよう、気を引き締めて行動するように!」

「ヌルフフフ。それでは皆さん、行きましょうか。楽しみですねぇ」

大荷物を背負ってウキウキとした表情をしている殺せんせーにつられて、紗良も思わず笑顔になる。
そんな紗良の様子を見て、カルマも隣で小さく笑みをこぼした。

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