おまけ


※去年ボツにしたネタなんですが、勿体ないので上げることにしました
※カルマ君は出てきません



「カルマ君への、誕生日プレゼント?」

「うん。何をあげたら喜んでもらえるかなあ」

カルマの誕生日の少し前、渚は紗良から、誕生日プレゼントを何にすれば良いかとの相談を受けていた。

「うーん……」

「渚君ならカルマ君の欲しいもの分かるかなって思ったんだけど」

紗良ちゃんからのプレゼントだったら何でも喜んでくれると思うよ、と言いたい渚だったが、わざわざ自分に相談してくれた紗良の為にも、なにか良いアイデアはないかと考える。
カルマはヤンキー釣りで稼いでいる為、少ないお小遣いでやりくりする一般的な中学生とは違い、よほど高価なものでもない限り欲しいものは何でも手に入れているだろう。
2人して頭を悩ませていると、そこへビッチ先生が割り込んできた。

「何悩んでるの? アンタ達」

「あ、ビッチ先生」

紗良は、ビッチ先生にカルマの誕生日プレゼントを悩んでいることを伝えた。

「カルマの喜びそうなもの? そんなの簡単じゃない」

「え、ビッチ先生何か良いアイデアあるの?」

渚は少し驚きつつ問いかける。

「紗良にしかできない最高のプレゼントがあるわ」

「ほんとですか!?」

ぱあっと顔を明るくする紗良に、ビッチ先生はビシッと指さした。

「紗良、あなた自身をプレゼントしなさい!!」

「……へ? 私自身……?」

「誕生日にカルマの家に押しかけて、『プレゼントはワタシ』って言ってカルマを押し倒すのよ! 健全な男子中学生なら喜ばないわけが――」

その時、パァン!!と大きな音が響いて、ビッチ先生が泡を吹いて倒れた。
渚の"猫だまし"によって気を失ったようだ。

「な、渚君……」

唖然とする紗良に、渚はにっこりと笑顔を向ける。

「紗良ちゃんにしかできないプレゼントと言えば、手作りのものが良いんじゃないかな? 気持ちのこもったものなら、貰ってすごく嬉しいと思うな」

「……それ、良いかも。ありがとう渚君!」

カルマへのプレゼントは何かを手作りすることに決まった。

ビッチ先生はというと、猫だましの音を聞きつけて駆けつけてきた烏間先生によって回収されていった。

2016.12.25

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