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翌日。

E組への登校中にイトナの姿を見つけて、紗良は挨拶する。

「あ、おはようイトナ君!」

「……おはよう」

紗良はイトナが無事に登校してきたことにほっと安堵の笑みを浮かべた。
昨日は触手の影響でしんどそうだったが、今日はスッキリした表情をしているように見える。

「来たか、イトナ。もう壁壊して入ってくんなよ」

「おはよーイトナ君。似合ってるね、そのバンダナ」

靴箱や廊下で皆に話しかけられながらE組の教室に入ると、イトナは一番後ろの列のカルマと寺坂の間の席に座った。そこは紗良が座っていた席だった。

「あ、あのーイトナ君。そこは私の席なんだけど……」

「俺はここがいい」

「そ、そっか……」

「紗良、こっち来なよ」

カルマは自分の左隣の空いてる席をトントンと指でさ指した。

「うん、そうする……」

紗良は仕方なく席を移動することにした。
席が変わると見える景色も少し変わり、なんだか新鮮な気分だ。

「おい、村松。金がない。吐くの我慢するからラーメン食わせろ」

「あぁ!?」

イトナはというと、すっかり寺坂グループに馴染んでいるようだ。
やがて殺せんせーが教室にやってきた。

「おはようございます、イトナ君。気分はどうですか?」

「最悪だ。力を失ったんだから。でも弱くなった気はしない。最後は殺すぞ、殺せんせー」

そうしてイトナは無事にE組の一員となったのだった。



堀部糸成の時間 end

2024.02.27

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