ムヒョと髪形
今日は久しぶりに大好きな彼の元へ行く。
だから、気分転換もかねて前髪を切ってみた。
結構上手にできたと思う。(自分で言うのもなんだが)
「・・・よしっ」
準備ができて、後はムヒョのいる事務所に行くだけ。
私はみんなの反応を想像しながら家を後にした。
ガチャリと事務所のドアを開けるとそれに気づいたのかロージーがやってきた。
「いらっしゃい!」
「久しぶり!お邪魔するね」
「うん、今お茶淹れるね」
・・・あれ?おかしいな、私の予想(妄想?)ではここで
「あ、髪切ったでしょ!かわいいよ」って言うと思ったんだけどな。
まあ、ロージーだしね!
「あ、久しぶりじゃーん!元気だった〜?」
私が部屋に入っていくとナナちゃんが抱きついてきた。
もうそれになれた私はナナちゃんを抱きしめ返す。
「元気だったよ!ナナちゃんも元気そうでよかった!!」
ふふふ、仲のいいナナちゃんなら私の髪型に気づいてくれるでしょ。
「あ、そうそう。ちょうどケーキ買ってきたんだ!一緒に食べよう」
「本当!?わーい、ありがとう!」
ナナちゃんに座ってと言われ、ソファに座る。
絶対髪の毛のこと気づいてないね、これは。
「あ、おはようムヒョ」
お茶を持ってきたロージーが大きめな声で言ったためふとそちらに目をやる。
そこには可愛いパジャマを着たムヒョ。
大きな欠伸をしてソファの方へと歩いてきた。
すると私の顔を見て何かに気づいたような顔をした。
やっと髪に気づいたか!うん、そうだよね。私の彼氏だもん。
まああのムヒョが可愛いとかいうはずないのは知ってるけど、きっと何かしらの反応は・・・!
「おい」
「何?ムヒョ」
「お前・・・・・・・来てたのか」
「え、あ、うん」
「ムヒョー、久しぶりで嬉しいんでしょう」
「うるせえ、黙っとケ」
・・・・・。アハハハハハー誰も気づかないやー。
ていうかムヒョ、本当に気づいてないんだね。ショックだよ。
「おーい、モヤシ。これ持ってきたぞー!ってムヒョの彼女じゃん!久しぶりだなー」
「あ、ケンジ君!久しぶり」
ロージーに頼まれた物を渡してソファに座った。
「あれ?もしかして髪切っただろー」
「あ、分かるっ!?」
「うん、前髪短くなった」
「ありがとうケンジ君っ!!!!」
まさか、ケンジ君が気づいてくれるなんて思いもしませんでした。
(うっそー、全然気づかなかった!)(ヒッヒ、全くダ)(みんな酷いよ!)
ムヒョ続編ときいて。おめでとうございます。