白濁に浸る

唖然としている一耶を無視して俺は足元に移動し、ハーフパンツと下着をずり下ろした。露わになったそれに一瞬慄く。自分とは違うそれに戸惑うも、飢えが勝り唇を開いた。
何をしようとしてるのか察したらしい一耶が辞めさせようと俺の手を掴む。無視して俺は左手で強く布を掴んで抑え、右手で一耶のそれに触れ、先端に舌を落とした。

「やめ…っ!」

当然口淫の経験などない俺は、ぺろぺろと拙くそこを舐めた。
動画では見た事がある。女優が、男のそれに両手を添わせて根元から先に舌を這わせていたと思う。舐めて、咥えて、あと、手でも扱いて。
思い出そうとするが上手くいかない。思考が早く白濁を飲み干したいという思いで埋め尽くされた。

「ん、は…っ、あ、んッ、く」

口を開けて咥えてみる。歯を当てないようにしないと。だけどうまくできそうになくて、当たったらどうしようと思うと怖くてすぐに吐き出してしまう。
少し硬くはなったが射精には遠く、もどかしくなる。
わからなくて、でも早く飲みたくて、再び先っぽを舌で撫でた。

「…根元も舐めて」

上から声が振ってくる。ここには俺以外には一人しかいない。当然、一耶の声だ。
一耶の手が俺の髪に触れる。頬にかかる髪を指で掬い、耳にかけられる。髪で隠れていた顔が暴かれて今更恥ずかしくなった。
言われた通り根元に唇を寄せる。雄の匂いに目眩がした。ごく、と自分の唾液を飲む音が聞こえる。おずおずと舌を出しぴとりと付ける。

「っ、そのまま、先の方まで舐め上げて」
「んッ…は、ぁ」

右手で竿を持ち上げべろりと舐め上げた。
びくり、と動くそれを逃すまいと右手で擦り、もう一度舐め上げる。