13話



「なあなあなまえってどんな子?」
「は…?」

いきなり訪れた留学生もといヨハン=アンデルセンが良いやつで気心置けるやつだと判断したのはそう昔ではない。昔ではないのだ。そう、最近。

「なまえ…?」

なんだなまえに何か用なのか。俺でさえあんまり話しかけれないって言うのに。ヨハンなんでもうなまえのこと知ってるんだ。色々な感情が渦巻くも表面上は首を傾げるだけに止めた。

「え?だって十代の思い人だろ?」

「……よよよよよよはんさ、ん?」

「十代分かりやすいんだもんな、今だって俺がなまえって子の話題出しただけでピリピリしてる」

「……」

にまにまと笑うヨハンに思わず頭を抱えた。誰にもいってないよな!?自分でも分かる位にヨハンのもとへ詰め寄る。詰め寄る、と言ってもそんなに距離は離れていなかったが。

「言ってない言ってない!ていうかみんな………いやー、なんでもない」

で?なまえってどんな子なんだ?そう再び尋ねたヨハンの頭を殴った俺は全く悪くない。はず。


(なまえの良いところは俺だけ知ってればいいんだよ!)
(十代、どんな子って聞いただけだぜ…)

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