やってきました雷門中
休みまで学校に出るなんてなんて勤勉…、……しかし休日雷門イレブンはここで練習していない。それをこの人達は知ってるのだろうか。校門に入ればやはりサッカー部は見当たらず2人はキョロキョロと見回していた。
「……どこの部?」
「……いや、サッカー部を探してるんだが……」
「あー……やっぱり…サッカー部は河川敷で練習してるよ」
なんでサッカー部を探してると思ったんだ?誰だったかな…とりあえず美人さんが尋ねた。
「そんなこと……………
あー………なんでだったかな…」
「おいー…」
んー……なんでだったかな、なんとなく?いやいや確実に何か思ったんだ、………多分。ジロジロ頭の天辺から爪先まで源田と佐久間を見、うんうん唸る。思い出せそうで思い出せないのがすごく気持ち悪い。
「…………、あ…思い出した。鬼道の携帯に画像があったんだ。」
「………は…?」
「なんか男だらけ(でぶっちゃけめんどう)だったからチラリとしか見なかったけど」
「………そうか…」
佐久間と源田があの時のか、とうれしそうに笑った後「河川敷行くぞ」とそらを再び背負い強制連行した
「あ、水鏡せんぱーい」
「おー水鏡か、休日に学校なんて明日は槍か?」
「せんぱいまたですかー??」
「うお!水鏡珍し!」
…………皆さんのわたしに対してのイメージがよくわかりました。しかし、彼らはそうは思わずに朗らかに「人気だな」と言うだけだった。
(………大半が貶されてたんだけどな)
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零