「あ、水鏡が動いてる」
「なんだい、少年Mよ」
少年Mもとい松野は胡散臭い笑顔を浮かべそらに近寄った。どうでもよさそうにぶつくさ言うそらに結局は苦笑い。
「それより、少年M」
「マックスね」
「さて、少年K」
「マックス」
「………めんどくさいなあ、別に呼び名なんて何でもいいじゃないか」
「面倒臭いのは君の方だろー」
「しゃらーぷ松野!君は部活ではないのかね」
「だからマックスだって。何そのテンションうっざ!今から行くんだよ、君と違ってね」
松野との嫌味の押収
否、嫌味を言ってくるのは松野だけだ。しかし丁度良い今から向うのか。
円堂に会ってすぐに帰ろうと思ってたが少し覗いていくのも悪くない。いや、結局時間的に無理かもしれないが…
「ふーん、」
とりあえず一言言ってグランドに足を向けて駆け出す。松野が何か言っていたが今は少しでも時間が惜しい
最近会話してなかったんだから会いたくなるのはしょうがない。
うんしょうがない
(水鏡が はしった !)
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零