現在気分は最高潮


この目の前で土下座してる人たちを見れば理由などとうに察することが出来ているだろう。

すみませんでしたあああ!と謝る少女にニヘラと笑みを浮かべる。

「ふざけてるんですかね?あなたたち自分の上履きがああなることを想像出来ないんですか気分的にどう思いますかああもうめんどくさいなとりあえず私に全力で仕えたら許して差し上げます。」

つまりパシリですよパシリ

今度はにっこり笑えば脅えられた。なんだろうこの小心者な犯人さんらは。特に問題があるわけでもないので失礼だな、と思いながらも足を組み直す。


「なーにそんなに脅えてるんですか?私が怖いとかあれ、これ誰だ?とか思ってるんですかね。………私だって怒るときくらいあるんだけど?」

普段だらけているからってああまでされて気分が良いものじゃないし、どうせ怒って泣いて叫んで喚いても恐るに足らないとでも思ってたんだろう。ところがどっこい。こういうのはとことん楽しむタイプだ。私を嫌いなヤツが私に仕えるって凄く良くないか。なんとなく考えがそこに到り、こうして面と向かって言ってるわけだ。

私だってコイツらが泣いて叫んで喚いたって土下座して謝ったって微塵の感情も抱かない。

冷めたやつって言われても別にどうにも思わない。私は私がこの手で守れる範囲だけでいいんだから。

冷めた視線をプレゼントしどうするの?と尋ねれば絶望に泣き崩れたまま動かなかったのでこの話は打ち切りと勝手に決めた

「これからよろしく頼むよ」

えへへと笑えば自分でも少しひくような声が出たのであーあ、と一息吐き出してその場を立ち去った。

(うわあ…性格悪っ悪女…)
(……ホント…失礼だな。)



なぜか見ていた松野と半田にどうして犯人が解ったのか訪ねられた。

「……なんでって」

「だって昨日の今日じゃん」

「説明めんどい」

「ええええ気になるんだけど!」

「カメラ見ただけ」

ポツリ、と一言溢せばぴたりと止まる2人。「これ完全に犯罪ですよね?」「教師にチクるのなんて生ぬるい、すぐにでも訴えてあげようか?」「確実に勝利は私ですけどね」「その歳で前科ありなんてお先真っ暗だね」そう言えば顔青ざめて謝罪してきたよ

「しれっとよく言うよな」
「てか俺たちの存在気づかれてたらヤバかった」
「なんで?」

そりゃ怒りの矛先が俺らに向くからだろ。
おまえの。

「…………半田」
「あーあ」
「なんだよ…」
「私、無駄なことはしたくないんだよね」
「……?知ってるけど?」

それがどうしたんだよ、と言いたげに半田が首を傾げた。松野は可哀想なものを見る目だったが奥は面白そうに輝いていた。
「良くて島流しにかな」

「は?」

「キミをだよ半田くん」

「は、え?なぜ?」

さー歯ァ食いしばれー

(……って…ああっ!マイクッションと枕がない!)
(学校まで持ってくんなよ…)