大切な必需品、机に置きっぱなしであったためそこから颯爽と消えてしまった。こんな靴に悪戯するよりも(私限定で)酷いことをするのは一人しかしらない。

「夏未!」

「あら、早かったわね」

「あの呼び出しいい加減に止めてよね」

「あれが一番ここに来てくれるじゃない」

ほかのやり方で応じてくれるなら全く構わないんだけどね、なんてしたり顔で言われても、夏未は可愛いから困る。おっと関係なかった。はい、と手渡された大切な必需品、マイクッションにぎゅうぎゅう抱きついて夏未を見やる

「それで…?何用だい?」
「今度はどんな番組見たのかしら?」
「…さあ?なんか点けたらやってたから」
「あ、そう…」

冷たくあしらわれしゅん、と肩を落としていれば、はあ…と一つ溢されるため息。

「あ、そうだ夏未この間はありがと、お陰で助かったよ。」

「まったくあんなのにやられるなんてだらしないわ」

「………はーい」

礼を伝えれば呆れたように腕を組んで振り返った

「そうそう用事だけどね」

「うい」

「私しばらく日本を離れるわ」

「う……は?」

なっちゃん冗談キツイって…!と呆けていればホントよ!と紙の束で頭を叩かれる。円堂くんに関係することなの。とため息をはく夏未は物凄く色っぽい。

「変なこと考えないでちょうだい」

「ううん、ほんとなっちゃんは円堂大好きなんだなぁて!」

ボンっと赤くなる夏未を笑いながら見ればもう!とそっぽを向いてしまった。そんなに怒んないで…!

「寂しくなるね…」
「私も一緒に行きたいな」
「馬鹿言わないの」

でもでも夏未1人で行くんでしょ?やだよ私心配だよ、夏未居ないと寂しくて死んじゃう!



うさぎは寂しいとしんじゃうんです