「水鏡、」
「なんだ風丸かー」
「悪かったな円堂じゃなくて…でさ、頼みがあるんだ」
「んー?」
「合宿所の手伝いしてくれないか?」
「はあ?面倒」
俺も大変不本意なんだ。その姿勢を崩さない風丸に間髪入れずばっさり切り捨てたそら。風丸も予想していたのか動揺せず再び頼む
「水鏡…」
「ダメったらだめ。ていうか合宿って何、どっかいくの?」
「学校だな」
「は?」
「学校」
……………つまらなさそうに表情を変え扉の向こうで隠れてるのか隠れてないのかいまいちよくわからない彼らサッカー部に声をかけた
「選抜メンバー、決まったんだって?」
ガタッ、ガタガタズシャン!!いまいちよくわからない効果音に2、3歩足を引きえなに、こいつら。と眉をしかめた。
「お前ら大丈夫か…?」
「は、はい…」
「うっ…」
風丸が心配し駆け寄った隙に、そらは「まあ、ほどほどに頑張りなよ」と手を振って去っていった。
「水鏡!待ってるからな!」
「やー、だよ」
風丸が言ったこと、引き受けたくなかったわけじゃない。むしろ私が暇人ならまあ、結果はわからないけど根負けして仕方ないと引き受けていただろう
「しかーし」
残念ながら私は忙しいのだ。
夏未の見送りに行って、本当は学校にも来たくはなかったのだが、夏未に口を酸っぱくしていわれたため泣く泣く学校へ来たわけだ
「合宿、ねえ…」
(そういや虎丸もなんか言ってたっけ…)
(やっぱ水鏡に頼むときは円堂じゃないとダメか…)
→
零