―――学校ってどうしてあんなに息苦しいのだろう。どうして教室という空間は、あんなにも息が詰まりそうになるんだろう。どうして同じ歳の子の集まりなのに、優先順位があるのだろう。
ねぇ、担任の先生って生徒の味方じゃないの?なのにどうしてそんな事を言うの?
私の気持ちはどうなるの?私の思いは聞いてくれないんだね。私は先生にとっちゃ、お荷物なんだろう…。そうだよね、先生にも色々と"大人の事情"ってもんがあるもの。
ねぇ、元担任の先生、私があなたのクラスから居なくなって清々したでしょうね。あんた達と居た頃よりも今のクラスで苦しんでると知れば、元クラスメートは笑うんでしょうね。
私は無理だと伝えたのに、それを無視したのはあなただよ、あなた達だよ。なのにまた私を責める。だから無理だと伝えたんだ。
もう泣くのは疲れた―――
けたたましく響く携帯のアラームを止めて愕然とした。画面に表示されているAM07:45の文字に何件かの着信とメッセージ。あぁ、やってしまった、始業式早々、遅刻だよ私のバカ。
すぐさま「寝坊した」とメッセージの相手に伝え起き上がる。
『……ねむ』
ベッドの側には昨夜読み終えた漫画の数々。コイツだ、コイツのせいで私は寝れずに朝方まで読んでしまっていた。だって一度読んだとは言えど続きが気になるじゃない!!
パジャマを脱ぎ捨てクローゼットから、懐かしい制服を取り出しては自然と溜息が出る。嫌な記憶が脳裏を過るが頭を振って切り替えた。
20分程で支度を終え家を出る。いつもは歩いて行くが今日はバスを使おう、じゃないともっと遅れてしまう。ギリギリ間に合うだろうか…いや、間に合わせなきゃいけない。
だってあのシーンとしてる中、教室のドアを開く時の緊張と言ったらもう今すぐ死にたくなるくらい嫌だ。ああ、大丈夫だろうか間に合うかな…不安ながらもバスの座席から流れて行く風景をただただ私は、見つめるだけだった。
『(三年生…かー)』
これから待ち受ける日常からかけ離れた生活が来るなど、今の私は知りもしない。
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