?? Annie
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◆contents
◇rule:良識の範囲内でご自由に × 再配布
何かありましたらこちらからどうぞ
お返事はmemoにて
◇title
この愛は厄災より生まれた
いきものと夜遊び
寂しささえ不揃いで足りない
あの日羨んだ痣のように
気づけば君と花になって
枯れもせず、それきり
善き人に似せて生まれた
曲線にて雨を待つ
窒息した花の死骸
自惚れと烟る倫理
幾夜、死にながら君を知るように
生き埋めの恋のあまいこと
君が溶けてゆく朝の輪郭
くだらない傷ごとあいしたいのです
こんな夜だから大人になった
違う顔の弱虫
守る気のない約束も全部、覚えているから
いつまでも痛いんだ
奇跡を束ねて名を付けた
横顔を喩え合うような
きみが好きだから息をしている
水葬、その道筋
まだあなたに満たぬ名前で
たったひとつの毒になれ
どうか、この欠乏すら色褪せて
花よりも傷跡をください
哲学は劣情の別名
まぼろしよりもやわらかい朝に
溺れるように存在していた
惨めなほど従順なキス
穢すことが愛ならばいいよ
成れの果ての痛みも答えだ
たかが、お似合いの百合を
ゆびきりを騙る仕草
花束も秘密も同じこと
夏の日に生まれた恋人
ずっと愛するために眠ろうか
浮遊する幸いの一片
気怠い肌に沈む
深海の未明にて
迷いない悪を抱きしめる
やさしいひとのつくりかた
二人乗りの地球のどこか
ふれあうときには哀しみを殺して
たてがみに飾る花を一輪
清らかに傷を帯びる
不出来な愛だから痛いの
まだ天使なんて呼ばれたりするんだ
右耳に齧り跡
幸福すら相応しい劣等
美しい虹で殺めて
あるいは奇跡さえ惨めだった頃
わたしがしんでしまう夜も星空はきれいだから
かつての春と同じ音
清純を守る制服
その欠落に宿りたい
愛されて愛されて独りだった
幸福を喰らい溺れながら
いのちのいちばんあまいところ
あなたを信じて生まれてみたいよ
2020
盲目と模造品
燃えぬように生きていく
いつからか尊い心音
雨上がり、美しい証明
誰も救えないあなたが良かった
やわらかい夜から忘れて
造花の喉でも息がしたい
まぼろしの体温、その口癖
愛しすぎるのが痛くて泣くんだ
奪えないほどの無垢だから
希むまま溺れた行方
ほんの少しも似れない横顔
もっと傷つきたくてふたりでいる
添い遂げる約束を探している
足枷の星を引摺って
半透明の恋に焦がれる
ありきたりな天使になるの
幸福の隠し場所
あまくして、痛くして
同じ言葉に傷つく遺伝子
綺麗な愛だから怖かった
どうしようもない祈りだから
掌を踏み、羽を撫ぜた
ありふれた花に喩えて
かたわらも手放さなくては
沈むところには飛んでゆける
焦がれてももう痛くないよ
帰れない場所なんてなかった
同じ空白に生きたい
人らしく何度でも愛せるの
花を結んで名前を解いて
やさしいをころす番犬
慈しむべきものが似ている
祝福のように呼んでほしい
傷つきたがりの群れ
かみさまと眠るための柩
与えられぬ名を待ってる
淋しさを知ったって死なない
居場所だって孤独の檻だ
望まない羽化の名残り
唯ひとりの答えでいい
欠落と添い星
あなたを守る痛みになりたい
清くなく美しくもない唯一の
ひび割れた羽と篝火
埋まらない煌めきに染む
淡き夜を泳げ
あなたを識る片割れになりたい
ただの傷痕であれ
ヴィーナスを喰べた少女のように
はじめて愛した星の燃え殻
あなただけの朝焼けに孵ろう
惰性と思慕
うつくしい化け物でありたい
君と生きなくてもういいよ
憧れと息をする
あなたの境目は何処へ
ひだまりの溜まる庭で
その幻の名付け親
正しくないから柔らかい
祈りにも似た鍵をひとつ
いつか還りたい星座を教えて
あなたを形作るすべてを奇跡だなんて
呼んではやらない
透き通る繭に棲む
六等星で空を埋める
お似合いのよすが
涙でとける牙をあげる
あなたの厭うわたしの全てで
苛烈に愛おしむように
誰の夜にも生きないで
あすなろと月虹
夏の終わりに雨を飼う
不誠実さえうつくしい
揺るぎない空っぽの生き様
白菊、その旅路
つめたい行為の跡形
あなたのいない朝を知っている
もう君の泣き声が聞こえないように
うんと遠いところに移り住むことにしたんです
純直の亡骸
散り散りの愛を謳って
星座をなぞる膝に住む
さざなみと花の屑
息苦しいほどあどけなく
つまんない君が愛おしいよ
朝日に燃ゆる跡を
十年をふたりで残り百年はひとりで
飛べぬように生きている
うらがわの傷を抱きしめる
届かぬひとに焦がれる悪癖
呼べない名前を幾つ知っても
流れえぬ星を編む
あどけない不誠実
八十八夜の雨に宿る
つまんない愛のことばたち
くすんだ菫にくちづける
渇望と群青の春に
寄る辺ない夜に漂って
ひととせも花に綴る
満たされて終われる愛なんてないのに
檸檬香る眩い庭で
世界でいちばん苦いキス
患うほどに優しく
終わらない夜をねだる
透明人間の制服
朝焼けに焦げ付いた影
硝子の羽を齧る
隅の夜に住む
だいじながらくたの、きみ
獣にだって愛くらいわかる
まほろばの星をよぶ
傷だらけの標たち
残り香までも模倣する
この悲しみでは花にはなれない
憂鬱に愛せよ
いつまでもやるせない秘め事
汀に添える帰り花
あなたを縛る誰かになりたかった
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