結論。
昔々あるところに一人の少女がおりました。赤い頭巾の少女は赤ずきん、と呼ばれ誰からも可愛がられておりました。
ある日、赤ずきんはお婆さんの家にやってきます。カーテンの閉まった薄暗いその部屋でお婆さんは一人でベッドに横になっています。
赤ずきんはお婆さんに近づきました。お婆さんを見ながら、赤ずきんは質問しました。
「お婆さんの耳はどうしてそんなに大きいの?」
「?俺、男」
「しね」

テイクつー!
「お婆さんの耳はどうしてそんなに大きいの?」
「え、と…お前の声をよぉく聞くためだよ」
お婆さんは嗄れた声で言いました。
「え、声普通だろ」
「だまれ」

テイクすりー!
「…お婆さんの耳はどうしてそんなに大きいの?」
「お前の声をよぉく聞くためだよ」
お婆さんは嗄れた声で言いました。
「お婆さんの目はどうしてそんなに大きいの?」
「お前のことをよぉく見る、ため…あああ!別に変態染みた意味じゃねーから!」
「逝っとけこのバカ」

テイクふぉー!
「お婆さんの目はどうしてそんなに大きいの?」
「お前のことをよぉく見るためだよ」
お婆さんの目がぎらりと光ります。
「お婆さんの口はどうしてそんなに、大きいの?」
「それは、お前を食べ、食べ、食べる?俺がお前を食べっ!」
「顔赤くしてんなマジしね!」

結論。影山に劇は無理です。
katharsis