After word


 ぼくの かんがえた さいきょうの エージェント の物語でした。ありがとうございました。

 本堂さん、出番なくてすみません……。

 イメソンはkiss my eyes and lay me to sleepと砂の惑星でお送りしました。

 何度か書いているかもしれませんが、これ、当初連載予定ではありませんでした。前サイトでは、個別SSとVSを「ガラクタ」に格納していました。ですので、若干のキャラブレは許してください。笑
 連載にしようかなと思ったのはコメントを頂いたからですね。書こうかなーどうしようかなーと迷っていた所だったので、需要があるなら書いてみるのもいいかと思ったのと、ずっと温めていた部分設定をいい加減使いたかったからです。子ども兵とかスパイとか。元々は「生まれながらの犯罪者(つらい過去やトラウマや特別な経歴皆無)」で書いてたので、悩みはしたんですが、書き始めの動機がアレなので――ぼくのかんがえた〜――詰め込めるだけ詰め込みました。書きながら変わったところもありますけど、それは、まあ、いつものことなので。設定は生えるもの。
 もうちょっといろいろ入り組んだ話にしたかったんですけど、わたしの力量では収拾がつかなくなるのでほどほどで止めました。警察とかスパイのこととか、よく分かりませんしね!!!
 読み返すたびにボロがあるし、ボツも多く出たので「どこまで明かしたか?」「何が分からないか?」をすぐ見失ってしまい、進めるのに難儀しました。
 無事に終われてよかったです本当に。

 一瞬、恋愛要素も入れようとしたんですけど、ヘイト高すぎて……。あんだけのことしたら当然ですけどね。無糖のまま終わりました。


 おまけでオリジナル登場人物メモを載せておきます。ネタバレも含みます。本編に盛り込めなかった設定、やりたかったことも。
 長くなりますが、宜しければお付き合いください。


▽ガヴィ/本名??
 移動手段は公共交通機関と人を足にしがちですが、自分で動くときは大体バイク。バイクは詳しくないのでメーカー決めてませんが、とりあえずレーサーバイクです。曲がりなりにもカーキチ組織の幹部だったので、マセラティとかも所有してると思います。(笑うところ)

 考え方は本編で書いている通りですが「常識的に悪いことは悪いと分かっている」上で悪いことをしています。悪人の中では理性的で話が通じるほうで、裏と表の線引きはかなりきっちりしています。
⇒本編3-2

 ちなみに、シルバーブレッドとして脅威を感じていたのは赤井のみ。例のプレゼントも赤井宛、VS埠頭での「シルバーブレッドを失うわけにいかないもんな?」も赤井のことです。コナンに向けた銃は弾倉空なので。

 子どもが嫌いなのは本編で書いている通り。煙草が嫌いなのは、子ども兵時代を思い出すからです。
 強いです。とっても強いです。体術も別に苦手ではなく、勝手に周囲がそう思っているだけで普通に強いです。

 共感覚のような能力持ちで、そのため人の頭を撃ち抜くのがとっても得意です。反面、視力が悪いです。こちらは網膜色素変性症(のようなもの)のため。これからも視力は下がっていき、やがて失明すると思われます。
 射撃はさほど得意ではないし、"ターゲットがこちらを見ていない状態での狙撃"は大の苦手です。病気のせいで視野狭窄があったり、明るい場所や暗い場所でも不自由です……が、音の反響で状況を把握できるのであまり問題ではありません。強い。
⇒目線が分かる描写、目の悪い描写は、Nightmareに割とちりばめられています。

 アメリカで襲撃を受けた後日本に来たのは、溶け込みやすい外見をしていること、組織時代に築いた情報網が生きていること、警察がよく仕事しているので、敵側は咄嗟に入国できないだろうとふんだこと、など理由があります。実際は先回りされていたのですが。

経歴としては
→中東の出身(日本とトルコのハーフ)
→子ども兵時代、遭遇した時の致死率の高さからブラックマンバの異名をつけられる
→保護された後、トルコの父親の親せき宅に引き取られるが、平和に馴染めず、ロロの出身であるドイツに家出する
→実力の高さ故にマークがついていたこともあり、ドイツ入国後しばらくしてからスカウトされる
→訓練ののち他国でスパイとして活動するが、仲間に売られて本国に戻れなくなり、愛国心もさしてなかったのであっさり犯罪者側にうつる
→実力の高さ故に組織で出世してしまう


▽サミュエル・マルティネス(偽名)
 ガヴィに対して強い劣等感をもっています。思わぬところで遭遇し、化け物ではないことを証明するために躍起になっていました。
 ガヴィが出来すぎるだけで、この人もかなりのハイスペック。オフリド/ゲストの実質的リーダーでした。
 かつて命の危険があった時、身を守るために仲間の一人の情報を売り、生き延びたことがあります。
 実は、ココと顔が似ているとかそんなことはない。人種と髪色が近い、くらいです。


▽ロロ/ロッティ
 ドイツの出身。
 ガヴィに生きる呪いをかけました。
 ガヴィは「ロロ」「ロッティ」という愛称しか知らなかったので、ドイツ出身ということを合わせておそらく"シャルロッテ"だろうと思っています。子どもって自分の愛称だけ名乗ったりするじゃないですか。(それをサミュエルにも話してます。)
 金髪で澄んだグリーンアイの美人さん。

▽ココ
 中東出身。
 ガヴィは彼が生存していると考えて行動していました。「復讐か」と思いつつも、彼の生存そのものは喜んでいました。過去をにおわされて真っ先に思い当たるくらいには、生存を望んでいました。
 保護されていたキャンプ地が襲撃されています。


*出来るならやりたかったこと
1.バイクで新一を迎えに行く
新一と合流はしてほしくて、ただ、いつするかが問題でした。警察から逃亡して、自前のバイクで新一を大学まで迎えに行ってほしかった……。自分でバイク調達する時間がありませんでした。

2.遊園地を駆けずり回る
スタッフ用地下通路とか利用しようとしたんですけど、それなら普通に警察と合流したほうがいいよなと。人海戦術。

3.新一と宮野を人質にとって交渉
これは一回書きました。8にあたります。なんでボツにしたんだったかな……。多分、進行難しいなと判断したんだと思います。

4.弾丸の話
これはほんとにしたかったのに挟めなかった……残念……。一発だけの残すのは自決用です。

5.新一と危機一髪
死んでもいいと思ってる犯罪者と犯罪者であっても死なせたくない探偵のやりとりが書きたかったです。ですが、この二人で窮地に陥ることってなくてですね。もうちょっと後半引っ張れたら巻き込めたかもしれませんが、サミュエル一人には荷が重かったです。
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