突然だが、わたしの個性は気を操るである。
自分の気を他人に分けることにより、自己治癒能力が促進され多少の怪我を治すことが出来る。もちろん攻撃も出来、掌に気を集中させれば威力は落ちるが範囲の広い気を放てる。反対に指1本のみに集中すれば範囲は狭いが威力の強い気が放てる。
何が言いたいかというと…

「(この個性、体力テストに全く向いてないんだけど!!!!)」

ということである。
みんな自分の個性を最大限に発揮させ、普通では考えられないような好記録を打ち立てている。
あ、個性向いてない仲間かもと思った緑谷くんもボール投げで好記録を出していた。人差し指を腫らしているのを見ると個性のコントロールがうまく出来ていないのか、そーいう使い勝手の悪い個性なのか。

途中、また不良のような男の子爆豪くんがブチ切れ、相澤先生に止められるというハプニングもあったが競技は続き、あっという間に全種目が終了した。
結果から言うとわたしは17位タイ。上体起こしと長座体前屈で最下位を免れれた。
ちなみに除籍処分は相澤先生曰く「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」であったようで、安堵したのは言うまでもない。

そして初日終了の下校時間。

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