境界の先へ
あとがき

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境界線を越えるのにまさかの1年…!
月に2話更新で半年くらいで完結させるはずが1年です。
更新初期から読んで下さった方をはじめ、
本当お待たせしすぎました。
時間は掛かりましたが、
当初の予定通りの終わり方ができて個人的には満足しています。

自分を見てほしい。なのに見てくれない。
それが勝手に相手との壁を感じているというのと、
そこから相手を理解しようと踏み込めば、
相手も自分の事を見てくれるし、人は繋がるんだよというのが書きたくて…。
それを動かすきっかけは何か、誰だろうと考えた結果、
純粋で自由な子供の発想とパワーが、心に響くのかな…と。
ここで陽太郎の登場が決定。
そして人間関係が不器用そうな人…と考えた結果、
夢主は三輪妹で一般人になりました。
二人の間にある苦手意識もお互い不器用で上手くまわっていないだけで、
お互い兄妹としてちゃんと想っています。
そんな状況に第三者の投入…誰にしようと思いきや、ちょうど発売した11巻。
陽太郎の隣に座っているヒュース。
しかも雷神丸と挟まれているところを込みで見てたら、
この2人組可愛い気がする…という訳のわからない直感でお相手決定しました。
それから出た12巻からのヒュースと陽太郎のコンビを見る度に個人的にうまうましてました。
ありがとう公式!

この話のラストは仲直りして恋人に…ではなく友達?になったのも夢主が不器用で、恋心に気付く余裕がなかったのと、真面目で不器用なヒュースのせいです。
…この話、不器用な人ばっかりですね。
単純に陽太郎の存在が大きいというのもありますが…彼はもう特別枠です。
暫く3人でほのぼのしています。
ヒュースはこれから三輪(兄)と陽太郎と闘わなくてはなりません。大変です(笑)

あとこの話でのヒュースについて本編で全くといっていいほど触れてなかったので、
少し触れておこうかと。
ボーダーのアフト遠征で本国に行ったのにも関わらず、
陽太郎(玉狛)に受けた恩?を返すため玄界に残るという選択をした事になっています。
ヒュースの玉狛第二万能手設定も本編でほぼ描かれることなく終わってしまったのが無念です。
万能手にした経緯は単純に三輪(兄)が万能手であったこと。
あとヒュースが使ってたランビリスが多彩であったので銃型トリガーじゃなくて、
トリオンキューブ生成して好きなタイミング、速度、威力で攻撃できる射手系で、
それから考えると孤月じゃなくてスコーピオンだなと、
ここまで考えたのに活かされることなかったです。
公式はどうなるのかドキドキしますね。
発表されてもこの話のヒュースはこのままで。
近所のおばちゃんから挨拶されて返せるようになったくらいこちら側の生活に馴染んでいたりという設定も披露する事はなかったですがこのままで。
…ここまで考えてヒュースはやっぱり可愛いというところで落ち着きました。

あとあと、
十万打感謝企画でこの連載の夢主でリクエストいただいてありがとうございます!
皆様に見守っていただいて、この子達も私も幸せ者です。
リクエストのうちの一つは後日談として書きますので、
もう少しだけお付き合い下さい。


2015.06.18〜2016.06.26


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