揺れるペンデュラム


ストロング石島と榊遊矢のアクションデュエルの
エキシビジョンマッチの時間。
フィールド魔法、辺境の牙王城が発動されている。
石島の後ろには奇妙なピエロが。彼が、『榊遊矢』。

「どういうことだ!!それがチャンピオンに対する態度か!!この礼儀知らずめっ!」
「これは失礼しました。では、改めてお願いいたします。
どうかわたくしめとデュエルを!チャンピオン様のおてなみ拝見!!」


「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!!
地を蹴り!宙を舞い!フィールド内を駆け巡る!!
見よ!!これぞデュエルの最高進化系!!アクショオオオオンデュエル!!」
「俺のターン!!EMディスカバー・ヒッポを召喚!!ターンエンド!!」

「全く、凄いデュエルを見せてくれる。なあ?バレット」
「アカデミアの裏切り者玉兎を探してスタンダードまで駆けつけるとは、ヤミ様もお人が悪い。
心配せずとも、スタンダードはそのうちアカデミアと結合するというのに」

「奴は勝手な動きをする。今もどこかで、そうしている気がするのだ。
スタンダードを経験しておかなければ幾年月の乱戦にも望めないからな」

「さすがはヤミ様。それでは私はここでおいとまさせていただきます。
…仕事があるのでね」
「セレナなら大丈夫さ。それに、この次元には私も居る」

「だといいのですが」
そうして薄ら笑いを浮かべたバレットは、融合次元に帰還した。
「手札からEMウィップ・バイパーと
EMソード・フィッシュと
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを
ペンデュラム召喚!」

「ペンデュラム召喚だと!?」

「榊遊矢…まったくもって、面白い」

場所は何の脈絡もなく、レオコーポレーションのオペレーションルームに移る。
「市内臨海地区において、高レベルの召喚反応確認!!
召喚形式……ペンデュラムです!!」



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