「よー、やってるー?」
「?!?!」
神奈川から帰ってきてそのまま四天のテニス部に顔を出しに来た。
「ちょ、名前!ほんまに来てくれたんか?!」
「あー?お前が来いって言ったからじゃんかー」
「〜〜!っぐぁ!!」
白石が涙目を浮かべながら俺のことを見つめてきた…と思ったら白石が横から何かに吹っ飛ばされた。
「名前さん…」
「おわっ!光!」
「……」
「どーしたー?ん?」
「…寂しかった」
ちょ!きゅんだよ、きゅん!!何今の!?こんな事言われてきゅんてしない奴いる?いたら俺はそいつの頭カチ割って脳内確認したいね。
「ごめんな、光」
全力で抱きしめてあげました。多分俺らの周りだけ異質な空気が漂ってるんじゃないだろうか。ごめんよ、練習中の部員達。
「財前なにするんや!いきなし吹っ飛ばすなや!」
「あ、部長いたんすか?」
「こいつ…ほんま」
白石には毒吐きまくるな。まあ、とりあえず俺が戻ってきた事で平和になるんじゃないかな〜!うん、俺ってば凄い!
140128
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