仲間×恋愛×想い人03
オレの膝が#name#の秘部に圧をかけると、#name#の片足がそれに呼応するように反応した。
痙攣しているような動きから察するに、おそらく多少は快感を得ているのだろう。
そして彼女の口の中へ入ったオレの舌は優しさを知らず、欲望のままに暴れ回る。
#name#の両腕がオレの背中に回って叩かれてもお構い無し。
「ん…あ…んん…っ、は、ぁ…」
「#name#…」
「ま、待って、私…、んぐ…っ」
「待たない。今までどれだけ我慢してきたか…#name#には分からないだろうな…」
「クラピカ……」
唇を解放して離れると互いの口先からはどちらか分からない、あるいは二人の唾液が細い糸のように繋がり、それが妙に厭らしく存在感を醸し出していた。
相変わらず両手の自由を奪われている#name#に出来ることは限られている。
手は拘束しているが両足は何もしていない。
#name#が抵抗するとしたら、この動く足で渾身の力を込めてオレの体に蹴りを入れることくらいだが、見たところ反抗する気配はなさそうだった。
本当に嫌なら死にもの狂いで抗う姿勢を見せるはずなのに。
思った以上に行為が気持ちいいのか、それとも逃げられないという諦めからか。
#name#の瞳からは心中を察することは出来そうにない。
なかなか目線を合わせず迷ったような顔をしていたが、思っていることを言おうと決めたのかようやくオレと目を合わせ、その小さな口がゆっくりと開いた。
「私はゴンが好きなはずなのに…クラピカのことが拒めない…」
「#name#…?」
「手を握られるのも…キスされるのも、…それ以上のことも嫌とは思えない…」
「………」
「他の人には、手を触られるのも嫌なのに…」
#name#から出た言葉は、オレの思考回路を停止させるには充分のものだった。
あまりにも驚きすぎて最初は#name#の発言の意味が理解できなかったほど。
もちろん直接的なことを言われたわけではない。
好きと言われたわけではない、オレが気になると言われたわけでもない。
それでも#name#が言ったことは確実に"そういうこと"だ。
ゴンが好きだと言いながら、今までオレがしてきた行為は嫌ではなかったという#name#。
対象から間違いなく外れていると思っていたが、まさかゴンが言っていたという"#name#が好きなのは別の人間"というのは…。
頭が"もしかしたら"という期待が増大したが、この予想を決定付けるには時期尚早のような気もする。
それでも、今にも消え入りそうなくらいの小さな声で自分の気持ちを話してくれた#name#。
そこには嘘偽りは一切なく、恥ずかしながらも必死でオレに訴えかけているのが伝わってくる。
分からないような口振りだったが、本当は#name#も分かっているのだろう。
いや、気付いてしまったのだろう。
そうでなければこんな懇願しているような顔をするものか。
自分には、自分にだけはそのような感覚を持って接していないと思っていただけに、嬉しさと今までにはない緊張感が脳内を駆け巡る。
「#name#…私は君が好きだ」
「…うん、」
「#name#は…本当は誰が好きなんだ?」
「わ、私は…、私…」
「少なくとも、ゴンではなさそうだな」
「そんなこと…っ」
「もう自分でも分かっていることだろう」
「……っ」
どうしても#name#の口から自分の気持ちを聞きたいオレは、少し急かすようにして彼女に問い詰める。
体勢は相変わらず押し倒したままで、オレが#name#を見下ろしている状態。
抵抗の可能性があったからこそ拘束していたが、もうその必要はないと判断し彼女の両手を解放して自由を返した。
身軽になった#name#が第一に起こした行動は、オレの両頬に手を添えること。
頬を紅色に染めながら、瞳はもうすぐ零れ落ちそうなほど涙で潤ませながら、真っ直ぐオレと目線を重ねる。
恥ずかしそうにしながら、切ない表情を見せながら、オレに何かを切望しているようにも見えた。
男の頬を触るというこの行いはある意味リスクが大きいと思うのだが、当然#name#にそこまでの自覚はない。
好きな女性にこんな誘いをかけられて、それを拒否する男はまず居ないだろう。
明確な発言はないが#name#の気持ちとオレの気持ちはおそらく一致している。
オレも#name#も、互いを求め合っているはずだ。
両肘をベッドについてゆっくりと#name#に近付き、彼女の唇に何度かもしれない口付けを交わす。
#name#は嫌がったりせずオレの背中に手を回し、長く濃密なキスに耐えていた。
「は…っ、クラピカ…」
「#name#、私のことが好きなのだろう?」
「……わ、分からない…」
「…意外に頑固だな」
耳まで赤く染めて気持ち良さそうにキスに浸っているのに、なかなか"好き"という言葉は言ってくれない。
ゴンにはありのままの思いをぶつけたというのに…オレにはなかなかの強情さを見せる。
そんなところもゴンに対して嫉妬してしまうが、素直にならない#name#もそれはそれで可愛いと思う自分が居て。
ますます言わせたくなる。
とはいえ、#name#の表情を見るとそれは一筋縄ではいかないようだ。
だがそれもいつまで続くか。
早く言わせたいオレと、それを突っぱねる#name#。
ずっと抱き続けてきた気持ちを吐き出したオレには、もう怖いものなんてなかった。
これからはオレと#name#の根比べが始まる。
仲間×恋愛×想い人
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