08
「そういえば、うちの巧断みたいなのはどこ行ったのかなぁ」
「モコナ!」
「あー、大方その辺で踏みつぶされてんじゃねぇのか?まんじゅうみたいによ」
「いやー違うみたいだよー、ほら」
ファイさんの指す方を見れば、
きゃ 「かわいー」 きゃ
「ふかふかー」 きゃ
きゃ 「いやされるー」
「モコナモテモテ{emj_ip_0834}」
「・・・・・・・・ハーレム?」
「そんな感じだね、」
見た目が可愛いし、マスコットキャラとして愛でたい感じではあるよね、モコナ
さっきまで変な気持ち悪い巧断を見た後だからか、さらに可愛く感じる。相乗効果というやつか?
一通り撫でて満足したのか女の子たちは去っていく。
モコナも何となく満足そうだ
ついでに私もやっと足に力が入るようになり自力で立てるようになった。
「モコナはどこにいたのー?」
「黒鋼の上にいた。そしたら落とされた。そう!モコナさっきこんな風になってたのにー!誰も気付いてくれなかったーっ」
「さくらの羽根が近くにあるのか!?」
「さっきはあった。でも今はもう感じない」
「誰かが持ってたかわかったか!?」
「分からなかった」
「・・・そう・・か」
小狼君の手の上でしょんぼりとするモコナは本当に申し訳なさそうにしている。
この中で唯一羽根を探せるのはモコナだけだ。力になりたいと思っていたのだろう。
「うーん、さっきここにいた誰かって条件だとちょっと難しいなぁ。」
「でも近くの誰かが持ってるって分かっただけでも良かったです。」
「確かに、波動をキャッチできた事により一歩進んだんだもの。モコナのおかげね。」
「また何か分かったら教えてくれ」
「おう!モコナがんばる!」
しゅんとなっていた時と打って変わって満面の笑みで小狼君にドンと胸を叩いた。
「あの、あの!あっきは本当にありがとうございました!僕、斉藤正義といいます。お、お礼に何かさせてください!」
「いや、おれは何もしてないし」
「でも、でも!」
「お昼ごはん食べたい!おいしいとこで!!」
「え?」
確かに、お腹がすく時間帯だ。
モコナのナイス機転でお昼ご飯にたどり着くことができそうだ。
それも、美味しい所。なおかつ安い所だろう。
なんせ正義くんは学生だ。そんな高い所にはいかれないだろうし…
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