07
一角オオカミみたいな小狼君の巧断
「炎を操る巧断か。俺は水でそっちは炎。おもしれえ」
楽しそうな声に嫌な予感がする。
これは危険なことに首を突っ込んだフラグじゃない?
フラグ立っちゃった?
攻撃を仕掛けようとするゴーグルの人
これ以上は関ってはダメだと思い、一歩前に出る
「水となら、」
夢でみたアレが私の巧断なら、水とは相性ばっちりだ。
小狼君を守るように炎が広がる。しかし水と炎。相性が悪い。
炎の膜をさらに覆うように私の巧断を使う
バチバチバチ
「ん?電気?」
「これ以上の攻撃は無用です。これだけの騒ぎ、警察も直に来ます。さっさと立ち去られては?」
「お前の巧断か、この電流は」
「ええ、それがどうかしましたか?」
「ふっ、……俺は浅黄笙悟だ。お前たちは?」
「…小狼」
「………瑠璃」
小狼君が名乗ったのに私だけ名乗らないほど空気を読めないわけじゃない。
仕方なしに名乗る。向こうも自分の名前言っちゃったし
「おもえら、気に入った」
「笙悟!警察だ!!」
「今からいいトコだったのによ。ヤローども!散れ!」
「FOWOO!」
掛け声とともに逃げ出す人たち。
「次、会った時が楽しみだぜ!」
浅黄と名乗った男の人は不吉な言葉とともに去っていく、
そんな中、一歩遅く到着した警察官。もう少し早く来てほしかった。
姿が見えなくなりやっと一安心だ。
安心したせいか、足の力が入らなくなり倒れそうになるも、間一髪のところでファイさんが支えてくれた。
「すごかったねー、さっきのは小狼君と瑠璃ちゃんが出したのかなー?」
「…たぶん、私が出したやつだと」
「今のも巧断か?」
「良く分からないんです。でも急に熱くなって…」
支えてもらいながらも答える。
私は意識的に巧断を使おうとしてたし、巧断と断定してもいいと思う。
小狼君は無意識みたいだが、
「あ!怪我ないですか?!」
小狼君が助けた二人に確認をすると、怖かったのだろう、涙目になりながらうなずいている。
もう一人の子はありがとうとでも言いたげにぺこりと頭を下げて、
消えた
「ええ!?消えた!?」
混乱する小狼君とは別に、
「あ――、あの子も巧断なんだー」
「巧断ってのはなんでもアリだな」
納得する大人二人
「巧断って人型のもあるんですね」
違うことを考える私
考え方は人それぞれだ
- 9 -
*前次#
ページ:
ALICE+