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そんな私の予感は当たっていたみたいだ。

ジューーと美味しそうな音と匂い
3人には珍しいみたいでじーとお好み焼きを見ている。

「これって…」
「僕、ここのお好み焼きが一番好きだから!」
「〈おこのみやき〉っていうんだ、これ―――」
「え?お好み焼きは阪神共和国の主食だし、知らないってことは…外国から来たんですか?」
「ん――、外といえば外かなぁ」
「??」
「今、私が観光案内中だったんですが。お昼ご飯について調べてくるのを忘れてしまって、ここ教えてもらえてよかったです。」
「そうだったんですか!!」

私の容姿は純日本人だ。
そうそうこの嘘がばれることは無いだろう。

「いつも、あの人達はあそこで暴れたりするの―――?」

ファイさんが何気なく話題を変えてくれたことにより、それ以上は追及されずに済んだ。
ついでにさっきの事を聞き出すなんて、ファイさんは話術に長けているという事だろう。

正義くんが教えてくれたのはチームを組みそこの地域を守ってくれるいい人達もいれば、悪い奴らもいるという事。
さっきのゴーグル集団は良い方に入るらしい。
解せぬ。


正義くんの憧れであるみたい。さっきのリーダー格の笙悟さんなんか特に、
激しく解せぬ。

更に、巧断の等級制度について。
私は一級らしく、小狼君は一番上の特級らしい。

強い巧断は本当に心が強い者にしか憑かない。
つまり、小狼君は心が強いという事。
サクラさんの事とか本当に心配で、心から救ってあげたいと思っている小狼君だからこそ、特級が憑いたのかもしれない。

一段落ついたころ、ずっとお好み焼きに気をとられていた黒鋼さんが、我慢できずにコテでお好み焼きをひっくり返そうとした時、

「待った―――!!!!」
大きな声が私たちに向かって放たれた。

「王様!?と、神官さま?!どうして、ここに!?」
「誰かと間違ってませんか?俺はオウサマなんて名前じゃないですけど」
「え?」
「お客さん、こっちでひっくり返しますんでそのままお待ちください」
「お、おう!」

黒鋼さんをびっくりさせるなんてある意味すごいのかもしれない、あの木之本さんという店員さん

「次元の魔女が言ってたとおりだねぇ。」

ファイさんが侑子さんの言葉をかみ砕きながら説明していってくれる。

同じだけど、同じじゃない。
だけど「根源」は同じ。

もしかしたらこの国にも私と同じ、だけど違う私がいるかもしれないのだ。


「いただきます」

深く考えるのは止めよう。今はご飯を食べることに集中しよう。
そうしなければ、私の食べるお好み焼きがなくなってしまう。
おもにモコナの手により

「小狼くーん。なくなっちゃうよ」
「はい」

ボーとしていた小狼君に声をかけながら、お箸をお好み焼きに刺して食べるファイさん。
モコナと終始格闘しながらも、食べ進める黒鋼さん。
こうも個性豊かな人たちといると考える暇すらなくて、
自分の世界を思い出す暇もなくて、
こんな旅もいいもなのかもと思ってしまう。








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