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マゼランさんがエースとジンベエが入っている檻を開けて中に入るのを見て私もさささっ!と後を追った。こうなったら一か八かだ!

「エレナ宮!?檻の中に入っては危険です」

「ごめんなさい、エースをもっと近くで見て見たかったんですの!それに何かあれば署長がわたくしを守って下さるでしょう?それでもダメ…かしら?」

「いい!いいですとも!」

「あらら、すっかり骨抜きにされちゃってるわあれ」

「おめェさんもああならない事を願うよォ〜」

「不吉な事言うのやめて欲しいんだけど」

クザンと黄猿さんが檻の外で何か話しているけど今は無視だ無視!この作戦は誰にも邪魔させやしない!!

「しょ!署長!エースの隣の可愛い子は誰ですの?」

「ん?可愛いかどうかは知りませんがエースの隣にいるのは海侠のジンベエ、元七武海ですが」

エースとジンベエの視線がグサグサと私に突き刺さる。ふぉおお!どっちも目つきが鋭い!怖い…!!わかる!そんな目をしたい気持ちはわかるけど…!

でも当然だよね、どこぞの天竜人が自分を奴隷にしようとしてるんだから。しかし!ここで私が怯えてても仕方ない!いくのよエレナ!勇気を振り絞って!

「まぁ、なんて可愛らしいの!署長、この子もわたくしの奴隷にしてもよろしくて?」

「!?」

「また何言っちゃってるのあの子は」

「ちょっと理解不能だねェ〜」

「う〜む…いくらエレナ宮のお願いだとしてもLEVEL6の囚人、ましてや火拳のエースとジンベエとなると」

「そこを何とかお願いします署長!わたくし可愛いものに目がないんですの」

だきっ!とマゼランさんに抱きつく。ふふふ、マゼランさんの攻略の仕方なぞわかっているのだ!父上と同じ風に対応すればコロリだ!!ああ!エース、ジンベエ!なんだこの変な奴…みたいな目で私を見ないで、これはあなた達のためなの!

「署長、エレナの言う事聞いてくださらないの…?」

「ブひゃあー!!たまらん!聞きます、エースでもジンベエでもお好きにどうぞ!」

「それでいいのかゲリ野郎!フッだがこれで私が念願の署長になれる!」

檻の外でいぇーい!!と一人Vサインをしているハンニャバルが視界に映る。ふん、馬鹿め。署長は今後もマゼランさんで決まりだ!私に優しい人で周りを固めた方が今後何かと動きやすいからな。

「おい!天竜人だかなんだか知らねェがおれは奴隷なんかにはならねェ 奴隷になるなら今ここで死んだ方がマシだ」

「エースさん…」

「貴様ァ!天竜人に向かってなんたる口の聞き方!副署長から署長に昇格したこの私が制裁してやる、覚悟しろ!!」

いつの間にか檻の中に入ってきていたハンニャバルが三叉槍をエースに振り上げる。や、やばい!エースが!!

そう思った時にはもう身体が勝手に動いていて、私は拘束されたままのエースを庇うように抱きついていた。

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