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「えェ!?エースとジンベエちゃんが修行!!?」

「ああ あの日キミを含めた三人で出て行ったかと思えば主を抜かした彼ら二人が神妙な顔つきで帰ってくるものだから何事かと思ったんだが…どうやら守りたいものができたようでな」

頭を下げられては断るに断れん、と付け足して笑ったレイリーにエースがその時を思い出して恥ずかしいのかそっぽを向く。うああっ…!は、恥ずかしそうなエースもかっこいい!むり!しんどい。

「まァ修行してくれたことには感謝してる ルフィも懐いてたみたいだしな」

ツンデレ気味にそう言うエースにレイリーは大人の余裕のある笑みで彼を見つめる。相棒の息子だからレイリーにとっては少し反抗的な可愛い親戚の子みたいなもんなんだろうなぁ。

「それはそうと、ジンベエちゃんはどうしたんですの?無事に魚人島に戻れましたの?」

「ああ、ジンベエならーー」

「昔話に花を咲かせてるとこ悪いんだがよい オヤジが呼んでるよい」

「わかった すぐ行く」

「なら私も同行しよう。やることがなくて退屈していたところだ」

「別にいいが覇気の当てあいはしないでくれよい。チビもいるんでな」

カチン。チビって私のことだよね?なーにこの南国フルーツ男はよ!私だって最初見たとき、ぶふぉ!頭に!パイナップルが!!なんて思ったけど口に出さなかったのに。
私はムッと顔をしかめてエースにジェスチャーで抱っこしてくれと合図した。それに気づいたエースは不思議そうにしながらも要望に応えてくれる。

そしてようやくマルコと目線が合う。ジトッとマルコを睨む私に、マルコ本人は不思議そうな顔をしている。だが私は躊躇なくそのパイナップルのような髪の毛をむんずっと掴んでやった。

「だれがチビですの この南国フルーツ男!!パイナップルなのかバナナなのかハッキリしなさいよ!」

「ブフォ!!グフッ…ブッ!マ、マルコ」

「……おれはパイナップルでもバナナでもねェよい」

え?違うの?じゃあ何?まさかフルーツじゃくてフラワーのほう?

「チビって言った事は悪かったよい。悪気があったワケじゃねェんだ」

「あ、そ、そうなんですのね。それならいいですわ。わたくしも乱暴に髪の毛掴んでごめんなさい」

慌ててマルコの髪から手を離すと、ハラリハラリと金色の髪の毛が数本その場に舞った。ひぃ、怒られる!おれの髪の毛毟りやがったなこのクソチビ!!って怒られる!!

「じゃあ行くよい」

「お、おう…ブッ!ククッ!」

未だにツボに来ているらしいエースは一先ず置いておき、私は顔を青くした。怒らないのが一番マズイ。これはうちに溜め込むタイプのやつだ。南国フルーツのように熟してからドッカーン!のやつだ。後で怒涛のどんでん返しがくるかもしれない。なんとか対処法を練らなければ。
床に落ちたマルコの髪の毛に睨まれているような気がしたので心の中で謝っておいた。

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