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「おお しらほし!今帰ったのか?」

「お父様!はい メガロとのお散歩、今日もとても楽しかったです」

「それはよかったのじゃもん ん?後ろにいる人間は…」

「グララララ!!なんだおめェら 観光してたんじゃねェのか」

「オヤジ!いやーそれが色々あっておれとエレナも竜宮城に来ることになったんだ」

「なんじゃニューゲート この人間達はお前の家族だったか」

竜宮城に着いた途端広間で酒を酌み交わすネプチューン王と白ひげさんに出会った。
しらほしの後ろにいた私とエースを目に映したネプチューン王は白ひげさんの一言に笑みを浮かべた。

…しかしデカイ。やっぱりこっちの世界はサイズが桁違いだから私そろそろ首が痛くなってきたよ。

「あァ おれの息子と…その息子を助けてくれた恩人だ」

「ほゥ この人間の少女が恩人か」

「あわわわ…そんな恩人だなんて滅相もありませんわ」

白ひげさんの一言でその場の全員の視線が私に注がれた。いやー!やめて!そんな凄いことしてないから!ただ大好きなキャラを救いたかっただけなんだから!

「お父様!わたくしエレナ様ともっとお話がしたくて竜宮城にお連れしたので…ルフィ様たちがいた時のようなパーティーというものをしたいです!」

「そうかそうか 長い間メガロだけが友達だったお前に人間の友達ができるのはわしも嬉しいじゃもん」

しらほしの提案にネプチューン王が嬉しそうな顔でコクコクと頷く。いや娘にデロデロだな!うちの父親もだけど!

でも確かにしらほしみたいな目に入れても痛くないような可愛い娘がいたならこうなるのも仕方ない。可愛いって正義。

「大騎士ネプチューンも娘には甘ェ父親か」

「そう言うなニューゲート 大切な一人娘じゃもん 可愛がりたくもなる」

楽しそうに話すネプチューン王と白ひげさんは誰がどう見ても仲の良い友達だった。
いやー男同士の友情ってなんかいいよね。面倒くさいことがなくてシンプルで。

「エレナ 楽しいか?」

「ええ とっても楽しいです!これも全部エースのおかげですわね」

「何言ってんだよ 誰のおかげでもねェ。お前がイイ奴だからこうして色んな縁が巡ってくるんだ」

「いいえ。エースのおかげですわ。だってエースがこの2年間、私を待っていてくれたからこんなワクワクするような胸踊る冒険ができるんですもの」

私はそんな事を言われるとは思っていなかった、というような顔で面食らっているエースにニッコリと微笑んだ。本当にありがとうと思っている。でも思っていることは口に出さなければ伝わらない。

「エース 本当にありがとう」

こんな私のために海軍や世界政府まで敵に回してしまったのだから、本当ならこんな言葉では足りない。全然足りないぐらいなんだ。天竜人を拉致するというのはそんな生易しいものではないと、この世界で生きてきた私ならよくわかる。

改めてこんなにも尽くしてくれるエースに感謝と、少しだけ下心も混ぜて正面からエースに抱きついた。

ーーーーーーーーーー

「お父様 エレナ様とエース様は何をしていらっしゃるのですか?」

抱きつくエレナと、そんなエレナの背中に手を回そうとしながらも躊躇いがちなエースを見てしらほしが不思議そうに声を上げる。

「…何てことはない 仲良しなだけじゃもん」

「そうなのですね!でしたらわたくしもーー」

「待つのじゃもんしらほし!邪魔立てはならん」

「わたくしもエレナ様とお友達ですのに駄目なのですか?」

「ウム…そうなのじゃが」

二人の邪魔をしてはいけないというネプチューンのささやかな思いに気づかず、純真無垢な瞳で見つめてくるしらほしにネプチューンは困ったように頭を悩ませていた。

「グララララ!!あいつらだって別に構わねェさ 行かせてやれネプチューン」

そんなネプチューンに助け舟を出した白ひげは酒を煽りながら楽しそうにその光景を見つめる。

「お主がそう言うなら」

ネプチューンのその言葉にしらほしはエレナとエースのもとに向かい、二人を手に乗せて再び話に花を咲かせるのだった。

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