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「しらほし、また会いに来ますわね」

「はい…!エレナ様と離れるのは悲しいですけれど わたくし泣きません!泣いたらまたルフィ様によわほしと呼ばれてしまいますから」

モビーディック号のすぐ側で私としらほしはお別れの挨拶をしていた。
ついさっき突然出航だと言われて慌てて身支度を整えながらも私の頭に思い浮かんだのはしらほしの事だった。

こんなに早く出航するならもっとしらほしとショッピングしたり可愛いカフェで美味しいものを食べたり遊園地に行ったりすればよかった。

泣かないようにと必死に涙をこらえているしらほしが可愛くていじらしくてもっともっとここにいたい衝動に駆られる。

「今度はもっと女の子らしい事をして遊びたいですわ…例えばお洋服の選びあいっこをしたり可愛いカフェで紅茶を飲んだり」

「はい…!エレナ様のおっしゃる女の子らしい遊び わたくしもしたいです」

「フフッ 決まりですわね!」

私はしらほしの手のひらに乗りながら目の前にある可愛いお顔にギュッと抱きついた。

「また会う日まで元気でいてくださいまし」

「はい エレナ様もお元気で」

ゆっくりとしらほしがモビーの甲板に私を下ろしてくれる。

「グララララ!別れは済んだかエレナ」

「はい!お時間をありがとうございますわ」

お別れの挨拶を待ってくれていた白ひげさんに一言お礼の言葉を述べると私はレイリーの元へ駆け寄った。

「レイリー!」

「フフ どうしたそんなに慌てて」

「だ、だってレイリーがもう行ってしまうって聞いて…!」

「ああ そのことか。残念ながら少し野暮用を思い出してな シャボンディ諸島に戻らなければならないのだよ」

「そうなんですのね…寂しくなりますわ」

「ハハ!君はまた嬉しい事を言ってくれるな。だが心配はいらない。君には彼がついている」

レイリーはエースに視線をやると意味深に微笑んだ。いや、あの…この笑い方は何か色んなことがバレてるような気がするんだけど…。

てかまじでレイリー鋭すぎて怖い。見聞色の覇気を鍛えに鍛えて鍛えすぎたら人の心読めるとかないよね?
反則技は少し先の未来が見えちゃうやつだけでお願いしますよ。

「おお そうだ!待つのじゃもんニューゲート お主に渡すものがあるのを忘れていた」

「何だネプチューン 酒なら貰うが財宝なんかは受け取らねェぞ」

「うむ 財宝は玉手箱と一緒にビッグマムの手に渡ってしまったが故もうないのじゃが一つどうしても手放したいものがあるのじゃもん」

ネプチューン王は側で控えていた衛兵から宝箱を受け取った。

「ホーディらによる竜宮城襲撃の際に宝物の間から姿を消したと思っておったのじゃがどういうことか昨日これを宴会の間で見つけてしまってな」

「…手放したいモンって言やァ何か曰く付きなモンか?」

「ああ ある意味ではそうかもしれぬ。ーーこの中にある物は別名"海の秘宝"とも呼ばれる伝説の悪魔の実なのじゃもん」

小さな木箱を手に持ちながらネプチューン王は続ける。

「なんでも世界中の猛者共が血眼になって探しているそうでな 何かのはずみでそれが魚人島にあると知られれば再びこの地が戦場になるやもしれぬ」

ネプチューン王の真剣な眼差しに白ひげさんは黙ってその木箱を見つめる。
何かすごい話になってるけどなんだろう…あの箱の中身ってそんなにやばい悪魔の実なのかな。

「ニューゲート お主に頼むのも間違ってるとは思うのじゃがどうか友の頼みと思ってこれを誰の目にも届かぬ場所に葬り去ってくれぬか?」

入江に暫し静寂が訪れた。皆が白ひげさんを見つめる中エースだけが木箱を見つめて何か唸っている。

「グララララ!!友の頼みとありゃ断るわけにはいかねェなァ」

「…!!恩にきるのじゃもん 面倒を任せてすまぬなニューゲート」

ネプチューン王はそう言って伝説の悪魔の実が入っているという木箱を開けると中身が見えるようにそれを白ひげさんに見せた。

伝説の悪魔の実なんて言われたら滅茶滅茶気になるんだけど!!その場でぴょんぴょんと跳ねてみるも身長が全然足りない為中身が見えない。

私がアホ丸出しでぴょんぴょんと飛び跳ねていると中身を見た白ひげさんが眉を寄せて木箱からネプチューン王に視線を移した。

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