05



「ま、待ってください!ローは…私の幼馴染なんです!」

ローの元へ行こうとした金髪の男の人は私に掴まれた腕を見て数秒瞬きをした。

「幼馴染…?おれの天使ちゃんとコイツが!?」

「(おれのれ天使ちゃん?)はい、だから私監禁なんてされてません。好きだから一緒にいるんです!」

「す、すすす好きだから!?う…っ!!!」

「サンジ!?どうした!また発作か!?」

私がそう言うとサンジと呼ばれた男の人は突然胸を押さえて苦しみだした。驚いた私が大丈夫ですかと声をかけようとした瞬間、サンジさんは再び鼻血を垂らしながらクワッとローを睨みつけた。

「うらやましいぞこの野郎!!ハァ…!そのポジション変われてめェ!」

「ちょっと黙ってサンジくん。まとめるとあんた達仲間ってことかしら」

「はい!」

「え〜!仲間なのか!?シャボンディの時見なかったぞ!」

「あ、それはシャボンディ諸島にいた時はローがマントを被れって言うから多分会っていても気づかなかったんだと思います」

「ふーん、意外。見かけによらず過保護なのねあんた」

オレンジの女の人はクスッと笑いながらローを見た。それに気づいたローが目つきを鋭くさせる。

「そんなことはどうでもいい。サラ、おれの後ろにいろ」

「?うん」

言われた通りにローの後ろに隠れるとオレンジの女の人はやっと海軍に気づいて慌て出した。

「海軍…!?」

「……!!!どこの極悪人かと思えば…!!!てめェはスモーカー!!!そしていつものカワイコさーん!」

目をハートにしてくねくねと踊り出すサンジさんを横目に私はローを見上げる。どうやってスモーカーさんを追い払うのかという疑問と、研究所を見られてしまったという焦りが私の中で生まれる。

「ロー、どうしよう研究所…バレちゃった。そしたら若様に私達のことも」

「その心配はねェ。おれが何とかする」

スモーカーさん達やサンジさん達を見ながらそう言うローに私が黙って頷く。一方でサンジさん達は海軍から逃げるように出口を変えようと再び研究所の中に入って行く。


「………!!いるじゃねェか 何が一人だ!!」

「……いたな…今驚いてる所だ…」

「ロー、またあの人達研究所の中に入って行っちゃう!」

「ああ、わかってる」

「みんな!!”麦わらの一味”を捕らえます!!!」

「あっ…!!くそォ!!圧倒された よし行くぞ大佐ちゃんに続け!!!」

「おい!!待て!!」

サンジさん達の後を追って研究所の中に入ろうとする海兵さん達にローが舌打ちをする。

「……!!あいつらーー面倒持ち込みやがって……!!!”ROOM”」

「ロー!?」

「”タクト”」

クイッとローが指を動かすと海軍の軍艦が宙に浮いた。それに気づいた海兵さん達が悲鳴をあげながらローを見る。

「お前らもう島から出すわけにはいかねェ…人がいねェと言った事は悪かったよ……!!!」

「ごめんなさい!若様にバレたら大変だから」

「ウオオ!!やっぱコイツヤベェ!!!」

「天使ちゃんもなんかやる気だ!でも可愛い!」

「下がってろ!!お前らごときじゃあ手も足も…バラされちまうぞ!!!」

海兵さん達を後ろに下がらせてスモーカーさんがローと対峙する。私は研究所の中に入って行ったサンジさん達が何かに気付くんじゃないかとそれだけが気が気じゃなくて怖かった。


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