入り口付近だった


 長テーブルと石像が置いてある広場にきた。準備が終わったのか、ルカが言ってた女性陣達はいなかった。代わりにサバイバーの頭だけの石像がゴロゴロ転がっている。不気味だ。ここには手がかりがなさそうだと感じて、道なりに歩いて行く。この先には、お酒用の樽を運んでいた気がする。

 大量に置かれた酒樽とその真ん中に置かた小さな机。大量に並んだジョッキに鼻歌を歌いながらビールを注ぐナワーブを見つけた。声をかけると、こちらに手を振る。いつもよりも楽しそうで、ふにゃふにゃと笑う。もしかして...酔ってる?
「ちょっとだけな」
 そう言う割には吐く息は少しアルコール臭い。よく見るとテーブルの下にすでに泥酔してるであろうクリーチャーが寝ていた。一体何があったんだ...。

 トレーを持ったガンジとデミもやってきた。どうやらビールやワインをジョッキやグラスに入れて運んでいるらしい。
「なんだい?休憩しにきたのかい?」
 デミがジョッキを差し出してきた、断ると違うのかと言いながらビールを一気に飲む。ところでウィリアム、見てない?
「少し前に瓶ビールくれってきた...」
 ガンジがボソッと言いながら、トレーにジョッキをのせていく。
「飲み過ぎんなよって渡した」
「あんたがそれ言えることなのかねぇ」
 ナワーブを横目にデミが笑う。
「あっちの方向に歩いて行った...今なら間に合うだろう...」
 ガンジが指差す方向を見た。お礼を言って急いで追いかける。
「ウィルに飲み比べ対決忘れるなって伝えておいてくれ!」
 ナワーブが大声で叫んだ。わかったという返事の代わりに親指を立てる。


 少し走っていると後ろでカチンと音がした。振り返ると、夢の魔女の信徒が立っている。どうやら自分に寄生されているらしい。信徒が前を歩き始める。なんだかついてこいと言われているようだ。






どうしようかな...



ついて行かない




ついていく










2021/5/15