しばらく部屋でぼーっとしていると何か大きな音が聞こえた。
軍人たちがバタバタとそこに向かっていったので私も後ろの方から着いて行く。
多分二階堂兄弟だ。
洋ちゃんも浩ちゃんも不死身くんを相当敵視していたのでやりかねない。
部屋の中を覗くと案の定2人が不死身くんと揉めていた。
血の匂いがする。
嫌な感じだ。
嫌なことが起こりそうな気がする。
不死身くんはもう一度拘束されていた。
アワアワしていると、そんなに心配なら一度だけ顔を見てきてもいいとつるみちゅに言われた。
「こんにちはー…?こんばんわ、かな?」
「お前……」
「生きてる!ホントに不死身なんだ〜よかった…」
「よかったって…俺は君たちの敵なんだ。君本当はこういうの嫌いなんだろ。さっきだって顔が強張ってた。今のうちに下りたほうがいい」
「手助けしたい子がいるから下りる訳にはいかないの」
「……」
「ま、とにかく不死身くんが生きててよかった!人が死ぬの見たくないからさ〜じゃ!」
ヒラヒラと手を振って部屋を出た。
不死身が私をじいっと見ていた。
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