◎5

「有名な心霊スポットだな」
「そうなんですか?」
「ああ。遊び半分で入った大学生が行方不明になった事件もあるらしい」

依頼場所は木々が乱雑に多い茂った、薄暗い場所だった。
今回の依頼は近隣住民かららしい。
春夏秋冬先生は平然と僕と師匠の後ろから着いてきた。
心霊スポットに入ると、霊が僕たちを取り囲んだ。

「モブ!任せた!」
「わかりました」

回りの霊を片付けた。
本当に雑魚ばっかだった。
先生は僕が除霊している様子をただ見ていた。

「あ、先輩」
「ん、なんだ?」
「肩に憑いてますよ」
「え」

先生はそう言って師匠の肩に憑いていた霊に息を吹きかけた。
そうするとその霊はそのまま煙のように消えてしまった。
つまり、除霊されたのだ。
先生も除霊出来るんだ…
でも今のってどうやってやったんだろう?
僕みたいに念動力で除霊しているのかな…

「あ、ありがとな…」
「礼には及びません」

その後僕たちは何とか依頼を済ませた。
春夏秋冬先生は何かを考えるように僕の様子をじっと見ていた。

「凄い力だね影山君」
「ありがとうございます…」
「もう遅いし帰った方が良いね。家まで送ろうか?」
「大丈夫です。ありがとうございます」

先生に送られて来たらみんなが何事かとビックリすると思うし…

「春夏秋冬、この後時間あるか?」
「ありますよ。ちょっと眠いですけど…」
「…話がある。モブはお疲れ。また明日な」
「はい」

こうして僕は師匠と春夏秋冬先生に見守られながら帰宅することになったのだ。




mae tsugi

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