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三人で鍋をつついてから軽く酒を飲んだ。
由奈さんはやはり酒が弱いらしい。
すぐに寝た。

「今吉さんに聞いたぞ」
「…あ?」
「姉ちゃんと仲良くしてくれてるみたいだな」
「まあ…」

仲良く。
と言っていいんだろうか。
確かに以前に比べれば俺と由奈さんの距離は縮まった。
まあ仲良くなったんじゃないかと俺は思う。
ただ由奈さんはどう思っているんだろうか。

「花宮が姉ちゃんのこと優しい目で見てたから安心だな」
「はぁ?!俺が?」
「ああ。気付いてなかったのか?」

は?俺が由奈さんを優しい目で見てるだって?
有り得ねぇよ。
それじゃあまるで、俺が由奈さんを好きみたいじゃないか。

「姉ちゃんのこと好きなんだろ?」
「…」
「はは、花宮は分かりやすいな」

木吉はそう言って酒を一口飲んだ。
違う、そんな訳ないだろ。
そう言ってしまいたいのに、顔に熱があつまるばかりで口は動かない。

「姉ちゃんも花宮の話する時楽しそうなんだ」
「…」
「俺はさ、姉ちゃんには幸せになって欲しいんだ」

木吉が俺を見た。
釣られて俺も木吉を見る。

「…何だよ」
「姉ちゃんを宜しくな」

木吉が少し眉を下げて笑った。
その顔がサトリの笑った顔と少し重なって見えた。



 

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