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隣のコートでの女バスの練習をちらりと見たら、由奈がはしゃぎまくっていた。
休憩中にも一人でシュート練をしていた。
いつもは死んだように休憩してるのに。
本当に庇護欲を掻き立てる奴やなぁ。

「今日部活終わったらケーキバイキング行くの!」
「え〜いいな!誰と行くの?」
「今吉!」
「ホント仲いいよね」
「へへ…そうかなぁ」
「付き合っちゃいなよ〜」
「そ、それは無理だ…私アホだから…」

しょぼんと手にしたボールを見る由奈は大層可愛かった。
この感情は多分恋だ。
いつからか、気付いた時には由奈に特別な感情を抱いていた。
隣で笑っている由奈を見ていたい。
それに由奈の隣は楽だった。
素直な由奈は自分と正反対だったからこそ落ち着けた。

女バスの練習が再開したようだ。
由奈はいそいそと先輩の元へ走って行く。

「でも今吉くんのこと好きなんでしょ?」

さっき由奈と話していた女子の声が少しだけ聞こえた。
由奈は顔を真っ赤にしてから、手で顔を覆っていた。

何やそれ。
滅茶苦茶可愛いやん。



 

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