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「あ〜〜ッ瑞希さん!!!」
「流司くんに鳥越くんだ。差し入れどうぞ〜」
「ありがと〜ッ!ね、似合ってるっしょ?」
「サマになってるし喋り方がまんま加州って感じだね」
まさか見に来てくれるなんて〜なんていう鳥ちゃんに、場内アナウンス、全部瑞希さんだよと豆知識を披露する。瑞希さんは、あははバレたか、なんて苦笑いしていたけど、鳥越くんは知らなかったのか「うそやん!」なんてびっくりしていた。ちなみにこれは阿津賀志山編のときも舞台版の方も。スタッフさんたちとの縁で、友情出演的なアレらしい。
瑞希さんからの差し入れは育ち盛りにはうれしいからあげの詰め合わせだった。美味しいしセンスがいいと俳優陣に大好評だと巷で噂の、瑞希さん差し入れ。
「俺昨日、瑞希さん部隊長にして出陣したんすよ!そのかいあった〜〜〜!」
「わたしは出陣しないからね、鳥越くん」
「ねえ誰かと一緒に来たの?」
「麻璃央くんと約束してるから、このあとくるんじゃないかなあ。わたしは早く仕事が終わったから楽屋入りまでに間に合うかなっておもって早めに来ただけ。」
「なんだ〜瑞希さんのことだから拡樹さんか染谷さんとくるのかと思った!来てほしかったな〜!麻璃央くんか〜」
「ありえないでしょ。染谷さんとはたしかに昨日仕事で一緒だったけどさ」
「だって、仲良しで有名だもん」
「そういえば、瑞希さんは生きる伝説だって、染谷さんがよく言ってるや」
「あの人はすぐ適当言うからなあ。あ、小越くんもどうぞ」
「瑞希さんおひさしぶりです!!やったー!!すっかり女帝感がある!」
テニミュに一枚噛んでたり、仕事で忙しいはずなのにいろんな舞台に見に来てくれたりするのもあって、瑞希さんが声優で活躍しだしても舞台関係者の中での名声は褪せない。スタッフさんも瑞希さんが来ると懐かしんで手を止めるくらいだ。
それに、体を動かしたいっていって突然殺陣のワークショップに来ちゃったりするし。俺も何年か前に殺陣のアドバイスをもらったことがある。今となってはだいぶ貴重だと思う。僕らにとっては良きお姉さんなのはたしか。
「瑞希さん、今度ご飯いこうよ」
「いいよー染谷さんも誘うと美味しいとこ連れてってもらえるからいっておくね」
「やった!俺も!」