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お客さんが引いた頃、店長から呼び出された。
こんなミスしたことないからどうせ怒られるだろうと思っていた。
「紫音ちゃん、今日のミスのことだけど気にしなくていいからね」
全く怒られることはなく、逆に店長は励ましてくれた。
疑問に思った私はさっきの怒っていたお客さんのその後のことを聞いてみた。
店長が謝りに行った時には、おばちゃんに物凄く怒っていた表情はなく笑顔になっていたとか。
どうしてだろ・・・。
店長もこのことは知らない。
どうしてもその豹変が気になったので、同じ時間に仕事が終わった浅井くんに話しかけてみた。
「浅井くん、お疲れ様。
今日は助けてくれてありがとう。
店長から聞いたんだけど、あの怒ってたおばちゃんが笑顔になってたって言ってたんだけど、どうしてなの?」
「ああ。ひたすら謝ってたら許してくれてさ。
それに謝ってる琴浦さんに怒りすぎて悪かったってあのお客さんが言ってたよ」
どう謝っていたんだろう・・・。
でも、おばちゃんは若い男の子に弱いからなぁ・・・。
「そ・・・そうだったんだ。
でも私、真面目にやってたのに謝ってる顔に見られなかったんだよ。あははは・・・」
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