みやだてくんと

『楽しみだなぁ〜スーパー』
「そうだね〜」


スーパーが楽しみだと思っていたのは何歳までだったかな。母親について行って好きなお菓子一つだけ買っていいよって言われて、でもチョコレートもグミも欲しくて選べなくておねだりしたりね。

そんな僕にとっては幼少期に経験していたわくわくをなまえは今日初体験することになる。そう、今日初めて彼女はスーパーに行きます。


『りょうたくんはわたしがスーパー行ったことないって言っても笑わなかったよね』
「うん、笑わないよ?だって生きてきた人生って全員違うの当たり前じゃん」
『だって絶対すとーんずの人たちとか笑うもん…』
「ハハッ、ぽいな〜(笑)」


なまえの住んでるマンションは高級住宅街の中にあるんだけど、割と僕はなまえと家が近くてよくご飯を作りに行ってあげてて。ある日スーパーの袋に入った食材を見て『これはりょうたくんが育てたの?』と聞かれたのでマンションの裏にある(高級)スーパーで買ってきたんだよ〜と答えるとなまえは『…Super?』と返した。そっちじゃないよ、とやんわりつっこんだよね。
でもそりゃそうだなぁ、少し前まで家には執事のじいじがいて実家にはお抱えのシェフがいて全然違う生活をしていたんだから。


「この入り口にあるカゴを持ちます」
『りょうたくん…!スーパーって秘密基地みたいだね…!』
「目がキラキラしてる(笑)広いから離れちゃだめだよ。迷子になったらお店の放送で呼ばれるんだからね?恥ずかしいぞぉ〜」
『え…。わかった…りょうたくんから離れない、!』
「よし。じゃあ、今日はお魚とお味噌汁とサラダなので、野菜から見ていこう」
『わぁ〜!この間さっくんとアニメイトで買ったキーホルダーより高い…!』
「良い食べ物は高いんだよ〜」


僕の腕を掴んでぴったりと引っ付いたまま僕の選ぶ食材を一緒に見ているなまえが子供みたいで可愛い。お魚好きなの選んでいいよ、と言えば真剣に陳列されている商品を見て悩んでいてさっきは子供だったのに今度は晩御飯に悩む奥さんのように見えてドキッとした。無音カメラで撮っちゃったよね、待ち受けにしよう。


「なまえ〜お菓子好きなの買っていいよ。ひとつだけね」
『え〜っ。ひとつだけ?じゃあポテチ!のりしお!』
「いやもう少し悩めよ…!(小声)」
『?』


あれ…僕が子供の頃親に二個買って!とおねだりしてた光景が見れると思ったのに…!なまえはお菓子をひとつに絞れるとても良い子ちゃんでした。







『りょうたくん!お味噌汁美味しい…!え〜…わたしの家で毎日作って?』
「!?ブッッ…!ゲホッ、ゲホッ…!」
『りょうたくんどうしたの?』


スーパーで楽しく買い物してご飯を食べている時なまえに超ナチュラルに日本人ど定番のプロポーズ台詞を言われてお味噌汁を吹き出した宮舘でございました。















〜SnowMan「リモートランチ会」舘さまがおにぎり作りました!〜

林 なまえに捧げる特製おにぎり


「僕となまえが初めて一緒に料理したあの時のことを思い出して気持ちを込めました」
『え〜どれだろう?たのしみです』
「なまえちゃんの包みめっちゃかわいいやん!桜がついてる!」
「かわい〜」
『あ!めめといっしょで大葉さんいらっしゃいます』
「なまえちゃん口小さいから半分に割って食べたら?」
『ラウ氏流石ですね、!』
「いや!俺はなまえの大きなひと口でかぶりつかれたいよ!」
「癖漏れてるって」
「も〜おにぎりうるさい」
「誰がおにぎりだよ!深澤の顔だわ!」
『あ!サバだ〜!お魚が入ってます!おいしい〜』
「ギョギョギョ!」
「初めて料理したのはサバだったんだ?」
『うん。あとりょうたくんの作るお味噌汁美味しくてね〜毎日お手伝いするから飲みたい』
「なまえちゃんそれもうプロポーズやん…!」
「金持ちはもう朝からウーバーイーツしとけ」
全員「(笑)」






〜ファンブログ〜

⭐だてりん

国王とお嬢様はなんとご近所さん…!これは絶対絶対運命でしかない。だてさまがプレゼントした毎日おかずという料理本を使ってなまえちゃんは1人の時でもお料理を頑張っている。ちなみになまえちゃんの使ってる包丁はだてさまセレクトで子供用のやつ。なまえちゃんの素直すぎる褒め言葉で頻繁にだてさまは照れているし、その度にしょっぴーがゆり組としてぷんすこしている。

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