わたなべくんと

in楽屋

「なまえ〜今日Amazon届くから。コンシェルジュさんから受け取ってね」
『……?南アメリ「南アメリカの熱帯雨林じゃないからね、通販サイトの名前!」
『あっ、通販…!え〜何買ったの?』
「おい金持ち」
「洗剤」
『言ってくれたらスーパーで買ってきたのに〜』
「Amazonの方が安いから」
『ふぅ〜ん…アマゾンすごいねぇ』
「(絶対この子南アメリカで生産されてると思ってる)」
「おい金持ち」
「なまえちゃん、しょっぴーに呼ばれてんで〜」
「おい金持ち、呼んでんだろ」
『あ、ほんとだ。しょっぴーなに?』
「あだ名に棘あるけど事実やねんな」
「今日誰と帰るの?」



スマホをピコピコしながらこっちを見ずに聞いてくるしょっぴー。今日は約束があるみたいでグダグダ着替えてるわたしや他メンと違ってもう帰る気マンマンムードがすごいです。



『今日みんな仕事だからひとりだよ。電車〜』
「電車ァ?お前の家まで乗り換え1回あるからダメ」
『えー?じゃあタクシー』
「却下」
『帰れない…ど、どうすれば……?』
「俺が送るから早く支度して」
『いいよ〜!遊ぶ約束してるんでしょ?あ、じゃあマネ子さま呼ぶし』

※マネ子…なまえちゃん1人仕事専用の女子マネ

「マネ子休日出勤させんな。俺は遅れて行けばいいから、ほら早くコート着ろ」
『わたなべさま、ありがとうございます』


後部座席のドアを開けると助手席の椅子をポンポンと叩かれて大人しく隣に座らせていただきました。


「スーパー寄る?」
『ううん!今日は大丈夫〜』
「そう…。あ、スタバ飲んだ?新作出たじゃん、行こうよ」
『昨日ひーくんと飲んだから今日はいいかなぁ。次一緒に飲もう?』
「……」
『しょっぴー、車がお家の方面じゃないような…?』
「おれはぁ!なまえと寄り道したいのぉ!ちょっと遊んで送りたいのぉ!」
『ば…ばぶい』
「ふんっ!ばぶくねーし」
『あっ、じゃあデニーズでパフェ食べたい!ドリンクバー付き!』
「ハハッ、お前の方が子供じゃん」←嬉しい
『いい〜?』
「い〜よ〜。パフェ食べて家帰って洗剤運ぶから」
『わーい!ありがとう』


楽しく会話していたらしょっぴーのスマホが鳴って樹くんからの着信。代わりに出てって言われてわたしの笑顔が消えるまであと3秒……
(すとーんずのみんな必ずいじってくるから…)





……





樹「今日なまえちゃん何してんの?」
「(スマホ見る)え、何してんだろ分かんない。電話かけていい?」
風磨「どーすんだよ!誰かとよろしくやってたら!翔太の電話で止まっちゃうじゃん!」
「ハッ!?ハァァッ!?そ、そんな…ことな…あ、出ない…」
樹「フュ〜〜♪(口笛)」
風磨「ぜってぇ〜目黒だから!俺は目黒に1票!」
樹「俺は〜りんじゅりに1票かな〜」
「………」
風磨「いや…ガチでへこむなよ……」
樹「しょっぴー大丈夫?(笑)」

ーー着信音

「もしもし?」
風磨&樹「「はや」」←勝手にスピーカー押す人たち
W『しょっぴー?出れなくてごめん〜どうしたの?』W
「今日何してるか知らなかったから…電話した」
W『今日はラウくんとタコパだよ〜』W
風磨「目黒じゃない!セーーーフ!(小声)」
「そっか、」
W『しょっぴーも来る?』W
「いや、今日は友達とご飯行ってる」
樹「俺とご飯って言えよ!(小声)」
風磨「(笑)」
W『楽しんできてね』W
「うん。 今日はラウール…泊まり…?」
風磨「ストレートに行けよぉ〜(小声)」
樹「しょっぴーがんばれ…!(小声)」
W『ううん!ラウくんは帰るよ〜、しょっぴー来る?』W
「うんっ」
風磨&樹「「即答wwww」」
W『!?風磨くんと樹くん?も、申し訳ないから切るねっ、!』W

ーーブチッ、プーップーッ

「(睨み)」
風磨&樹「「サーセン」」←両手上げてる








⭐なべりん
なべりんデニーズパフェデート写真が闇ショで販売されて以降なべりん推しは成人済みなのに…!ドリンクバー!?パ、パフェデート…!(泣)と最強無敵モードに入っており、2人を語るにあたり欠かせないエピソードの一つになっている。しょっぴールールによりなまえたん1人の時は電車は乗り換えなしの同じ線しか乗ってはいけないし、タクシーは運転手さんに綺麗ですね、となまえたんが褒められてる場面に遭遇して以来タクシー禁止にしており、しょっぴーが送り迎えしている。休みの日ですらなまえたんの動向が気になり1人で行動してると知った時にはすぐ迎えに行くのでついたあだ名は「渡辺タクシー」。1番お金持ちいじりするくせに1番なまえたん心配症。

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