平和に行きましょう。
丙ちゃん
風柱さまの継子やってる丙ちゃん
背丈はないけど殺意は満点。名前は池見草燈火
鬼になった弟を手に掛けて両親から「化け物」と罵られて以降、殺意と行動力の権化となった一応元良いとこのお嬢さん
商家の出身。パッと見はちょっと吊り目で猫っぽい中性的な顔。女だ何だと舐められにくい見た目なので体型は全く気にしてない
任務中や稽古になると非常に口が悪くなる。口は師匠譲り
凄まじい行動力があり、幼少期に実家から悲鳴嶼さんのお寺がある山まで家出(遭難)したことがある。2ヶ月ほどお寺でお世話になり、偶然麓の町にいた親戚に見つかり無事帰宅することになった
燈火ちゃんの中の悲鳴嶼さんは襲撃事件以前の菩薩みたいな細いお坊さんのままなので、再会したら5度見くらいする
再会したら冷たく除隊を勧められるが、弟殺しで両親から謗られたことや帰る場所などもう無いことを伝えたら色々泣かれる。その内隊歴の割に高い階級から継子勧誘はあるかもしれないが、既に風柱の継子だと伝えたらまた泣かれる未来がある
不死川兄→師匠。稽古中は殺すつもりで掛かってくるので転がしまくる。シンパシーがない訳でもない。継子にしてから女だと気付いた戦犯。悲鳴嶼さんと、いつの間にかお互いの身内預かってるの会の会員になった
悲鳴嶼さん→元保護者。鬼殺隊で再会して「両親の元に帰れ」と言ったらカウンター喰らった人。一番衝撃受けたのは、前は京言葉でとてもお淑やかだったのに凄く口が悪くなっていたこと
不死川弟→多分1番ねじれの位置にいる関係者。直接関係はないが、共通の人間が揃っているので仲良しではないが険悪でもない
想定外だったことは色々ある。まず1つは、中々しぶとく見込みがあった隊士を継子にしたら、まさかの女であったこと。稽古後の水浴びで動けない所を剥いたら発覚したことで、これについては全面的に不死川が悪い。一応反省している。
もう1つは、まさかの悲鳴嶼の関係者であったことだ。聞けば幼い頃に馬鹿みたいな健脚と行動力で悲鳴嶼の寺まで家出して、暫く一緒に暮らしていたという。つい最近お互いの存在に気付き、除隊するしないの一悶着があったらしい。まぁ、そこまでは良い。特に周りに迷惑を掛けることなく二人の間で静かに決着がついたので、不死川が口を出す間もなかった。
「不死川、子どもというのは目の前にいる大人の背中を見て育つものだ。剣術の他にも、生活態度や物言いも、意外な程に子どもはよく見ている」
「はい……」
でも今は説教されていた。
「なんていうか、面白い状況だよね」
「あぁ!?俺組み敷くのがそんなに面白いか!?」
「あっごめん今退く。いやさー、色々事情こんがらがってる結果だけど、センセのとこに君が預けられてて、君のお兄さんの所に私がいてるから」
「……俺だって兄貴のとこに行きてぇよ」
「わかるー。でもしょーがない」
悲鳴嶼とて気持ちは一応分かる。そこそこの期間生活の場を共にして面倒を見てきたからこそ、燈火なりの愛嬌があるのは知っていた。関西圏の聞き馴染みのない抑揚で、「なぁ、なぁ」と呼び掛ける声は猫のように可愛らしかったし、何やかんや気立てが良くて優しい性格から、明らかに育ちの良い見た目であっても寺の子達から排斥されることはなかった。
「おらおらおらどうした腑抜け共!!必要なのは小手先じゃねぇ目の前の肉ぶった斬る肚の覚悟じゃ!とっとと腹の底に力溜めてみんかいボケ共!!」
それが、どうしてこうなった。
立てば鈴蘭座れば水仙、歩く姿はトリカブト。
見た目は可憐でも、全身毒まみれの危険物である。
女と気付かず継子にして、初日から稽古でぶっ飛ばして、気絶したから気付けに水ぶっかけようとして、服を脱がしたら、ぽろりとまろびでた物を見てしまった。
「弁明の余地が無さすぎるな!」
流石の煉獄もドン引きである。この場に胡蝶しのぶがいたら正拳突きを腹に一発キメられていたことだろう。
「目ェ覚ます前に布団に寝かせてきたけどよォ……」
「言っておくが、女だから継子の件は無かったことにしたいと言うなら俺が君を殴る」
「誰が言うかァ!!」
仮にも柱になった甘露寺を鍛えた煉獄を前に、そんな腑抜けた理不尽を考える程阿呆ではない。だが、女と分かって継子にしたのと、完全に男だと思い込んで継子にしたのでは心構えと準備が余りにも足りない。だから女性隊士を継子にした経験のある男として煉獄を選んだのだ。
知識はなくとも、なんとなく、流石に男と同じ物だけでは足りないだろうなという雰囲気は分かる。なんせ臓器の作りから違うんだから。
「やはり胡蝶を呼んだ方が早いのではないか?色々とまくし立てられる気はするが、継子の為だと思って耐えてこい!」
「テメェ……他人事だと思いやがって……」
prev next
Back to main nobel