平和に行きましょう。
山桜桃さん現パロ
ろくでなしの母親に唯一感謝するとしたら、山桜桃に凍るような美貌を与えたその一点に限るだろう。
父親は、産むだけ産んでどこぞへと出奔した母親と比べれば、赤子の山桜桃を手元に置いて育てようとするだけ親としてマシだったが、やはりこれもこれで中々のクズには違いなかった。なんせ産んだ母親の他にも女が3人か4人いて、彼女達に代わる代わる自分の赤ん坊の世話をさせる位倫理観と常識と恥が無い。そのお陰で少なくとも飢えずに生きてこられた山桜桃が文句を言う筋合いはないが、けれど情操教育という面では人生が始まって早々神から見放されたかのような有様だった。
そんな感じで、金と女には困らなかったクズとそんなクズに愛されたい女達に挟まれた山桜桃は、それ相応に擦れた、けれどそこそこ退屈のしない少年時代を送っていた。
意外だが、山桜桃は一人っ子だった。普段酒と女に溺れ典型的に爛れた生活をする父親は、不思議なことに子供は山桜桃以外に作らなかった。種が実にならない確率の問題だけでなく、どうにも女たちを言いくるめて種を中に与えていなかったらしい。時々ピルを飲ませてまで、子供を作らせない徹底ぶりときた。
むしろ自分はそうした処置すらくぐり抜けてしまった望まれない子供だったのかと穿ったが、しかし父親の性格上そんな子供を大人しく育てる訳が無い。もしそうなら、適当に飽きた女に山桜桃と金を渡してどこかに放流する姿が簡単に想像出来た。別段自分が愛されているとか特別視されているとか自惚れるつもりはなく、というかクズから大事にされて喜ぶ程無垢ではないし、ただただ何となく、母親のことは子供を作ってもいいくらいには愛していたんだろう。
その結果逃げられたのだと思うと、この世の因果応報を体現し過ぎて非常に片腹痛い。
昼ドラの如く泥沼化した家庭環境で育った山桜桃にも、一応まともに友達と呼べる相手はいた。近所や学校の生徒たちは、その近づき難い凍るような美貌と不良じみた態度を見て、そして噂から度し難い家庭環境を聞いて避ける。そして山桜桃も面倒臭いので相手にしない。けれどその男は、山桜桃にとっては特別だった。
やたらと大きな図体をしている割に、穏やかな気性の優しい奴。猫好きで、猫に寄られると泣いて撫でまくる変な奴でもある。人並みに好きではあるが泣く程ではない山桜桃は、体はマタタビで出来ているのかという程猫に寄られる体質だった。その為、猫に吸い寄せられるその男と山桜桃が鉢合わせするのは、自明の理に近しかった。
山桜桃さんと悲鳴嶼さん(現代転生)
記憶無しの山桜桃さんと記憶有りの悲鳴嶼さんがまた友達になる。猫に導かれて。猫は偉大である
記憶はないけど普通に悲鳴嶼さんが気に入って仲良くしてるし、悲鳴嶼さんも家庭環境色々悲惨な擦れた猫が懐いてきた的なノリで仲良くしてる
キメツ学園ver.
英語教師やってる山桜桃さん。女装はPTAの苦情があろうと絶対にやめない男子中高生の天敵で女子中高生の仇敵。冨岡とは風紀的な意味合いから相容れない立場だが、どちらもPTA苦情殺到トップ2だし教育委員会呼び出し待ったナシのコンビである
演劇部の顧問もやってる
生徒には性別:山桜桃と称している。使うトイレも必ず共用トイレ。時々真相を確かめようとアマゾンの奥地へと踏み入れる生徒達がいるが、無事に帰ってきた者はいないのでラスボス扱いされている
胡蝶姉妹の兄貴面するし宇髄と悪友するし、悲鳴嶼さんと仲良く熱燗飲んでへべれけになって俵担ぎされてタクシーに押し込められるまでがワンセット
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