平和に行きましょう。

くろす


DC世界に突っ込んだ
突っ込まれたエリスくん
危うい色香のお耽美美少年で1人だったら愛人待ったナシだったがダンデお兄ちゃんが一緒なので大丈夫
帰るまでの生活費として2人でモデルデビュー。元々テレビ慣れしまくってる人達なので無名なのが逆に新鮮で楽しい
お兄ちゃんの方向音痴だから離れられないのと、自分の為にボディガードしてくれるからいつも一緒。周りからは仲良し兄弟と言われるが、ホップに申し訳なさ過ぎて逆に辛い

突っ込まれたダンデさん
元々10年間皆のヒーローやってる人でテレビ慣れというかそういう職業になっていたので割と天職に近い
ポケモンがいないわ殺人率くそ高いわで思ったより危機感が強く、エリスくん過激派なのもあってトレーニングに熱が入っている
エリスくんが方向音痴の自分の案内役で離れないのと自分も離れようとしないので、常にニコイチセットとして違和感なく認識されているこの世界はそこそこ居心地がいい。でも弟はホップだけだしエリスは恋人()なのでそこは訂正する
やりたいことは向こうでしかできないしリザードン達と会いたいので戻りたい

モブマネージャーのナツキさん
逸材2人をセットで捕まえた人。カメラ慣れしまくったガチな美少年と顔の良い好青年でやったぜうへへしていた。国籍と書きとってる言語が不明過ぎてやや謎が多いと知って尚スルーしている。金になればそれで良いのだ。尚ダンデには大人の事情として会社側の魂胆を見抜かれている為ビジネス上のやり取りを行うが、エリスはまだ素人感の抜けない子どもなのでマイルドに説明している
2人がデキていることを知っているが、知った時卒倒した






 コナンの前に来たのはブカブカのシャツを着た中学生くらいの子どもだった。母親が見れば歓喜の声を上げそうなくらい整った可愛らしい顔だが、整い過ぎて男か女かがいまいち分かりにくい。
「…君、ナツキさんが連れてきた見学者のお姉ちゃん達の連れ?だっけ?」
「蘭姉ちゃんと園子姉ちゃんのこと?うん、今日一緒に連れてきてもらったんだ!えっと…」
「ボクはエリス。君と一緒の男の子」
 名前も紛らわしい。しかし男だと自己申告してくれたのはありがたい。
「えぇと、エリスさんは近藤さんと知り合いだったの?」
「さっき殺されてた人?ううん、全く。ボク、ダンデさんとマネージャーしてくれてるナツキさん以外とは仕事で会わないようにしてるから…」
「そうなんだぁ。ダンデさんって、あの髪の毛長い人だよね?」
「そうそう。今はナツキさんと警察と話してるから行かない方がいいよ。ボクも今ここにいろって言われたばっかしだし」
 屈強なシルエットをした精悍な男性は、なるほど確かに園子が黄色い声を上げるくらい男前だ。聞かされていた話では、ダンデとエリスは2人1組のモデルで常にどちらかの仕事場に揃ってくるらしい。
「お兄さんなの?」
「あー…血の繋がりはないかな。でもボクが生まれた時からずっと一緒」
「じゃあ幼馴染なんだね!お仕事も一緒なんて、すごく仲がいいんだ」
「ははは、まぁね」
















「皆さっきから何を言ってるんだ?エリスは弟じゃない、オレの恋人だ」
 しん、とその場の空気が固まった。隣で肩を抱かれているエリスだけが「あーぁ言っちまったよ」と言いたげに諦めた様子でため息をついた。
「オレの最高の弟はホップだけだしな!」
「そういう話してんじゃないんですよ…」
「そうか?さっきから大事な弟とか言われていたから、何の事なのかさっぱりだったんだ。ここの人達はエリスをずっとオレの弟だと勘違いしてたんだな!」
「そのままで良かったとは思いません…?」
「カミングアウトすべきではなかったな…」



 あぁ、なるほど。とエリスは納得した。訳は知らぬが、あのメガネの子どもは警察が捜査している最中で探偵ごっこをしているらしい。
「ダンデさんダンデさん、あのコナンって子なんですけど」
「あぁ。怪しいというか、妙なことばかりしているな」
 やはりというか、ダンデも気付いていたらしい。というより、周りの大人が何故気付かぬのかと首を傾げるくらい子どもは大胆にあちこちを調べ回っていた。
「ワンパチみたいに動き回って、あれじゃあ警察の邪魔ですよ。ボクたちの控え室に、あのお姉さんたちと一緒に連れていきましょう」
「オレ達がいても役に立たないしな。じゃあ、エリスはその子を頼む。オレは彼女達と刑事に声をかけるから」
「わかりました」
 離れていったダンデを見、エリスは丁度物陰に頭を潜り込ませていた子どもの肩を叩いた。
「わぁっ!?どうしたの、エリスさん!?」
「あー…。ボクとダンデさんと、あと見学しにきた君たちで、ボクらの控え室に行かない?ここにいてもしょうがないし、控え室におやつとかあるしさ」
「え、えーっと、ぼくおじさんと一緒に…」
「さっき怒られてたじゃん…。ほら、ダンデさんも君のお姉さん達と来るから、部屋に行っとこ。別に見られて困るものなんかないし」
 あー、うー、とどうにかしてこの場に残ろうとしたコナンの手を取り、同じく話を付けたらしいダンデが女子高生2人を連れて合流した。
「本当に大丈夫なんですか、お二人の控え室に行っても」
「広いので構いませんよ!男2人が使っているので少し汚れているかもしれませんが」
「2人…?あっ、もしかしてエリスさんって」
「男ですよー。コナンくんよりなよっちぃですけど」




 エリスとダンデが先導し案内された部屋は、控え室らしく事務的で簡素だが、2人の手荷物やスタッフにより積まれたであろう菓子類でそこそこごちゃついていた。木目の明るいスツールには経営の専門書らしい分厚い本があり、ノートやペンといった文房具も一緒くたにまとめられていたし、最新機種のゲーム機とイヤホンがくちゃくちゃに放置されていた。
「思ったよりごちゃついてたねぇ、お兄ちゃん」
「帰りに片付ける予定だったからな…。あ、コナンくんはそこで待っててくれるかい?エリス、お茶を頼んだぜ」
「オッケー。ダンデ兄ちゃんは参考書とか片付けてね」
 勝手知ったるとそれぞれ動く2人は、仕事の相棒というよりも親密な家族のような雰囲気を醸していた。
「コナンくんってカフェオレ好きー?」
「ぼくブラック飲めるよ!ありがとう、エリスさん!」
「えっ、君ブラック飲めるの…?ボク、ココアとかカフェオレしか飲めないのに」
「コナンくんの方が大人の味を知ってるんだな」
「口に入れば何でも同じ人に言われたくないなぁ!」








prev next
Back to main nobel