平和に行きましょう。
吸血鬼
鬼を殺す人間と、人間に作られた鬼
セト
鬼滅世界との相性は最悪。なんせ人は食わないけど鬼と変わらない。多分完全に滅殺対象だけどいくら殺されても死なないから永遠にイタチごっこ
多分柱全員にそれぞれ1回は必ず殺されている。毒殺とか爆殺とか圧殺とか色々バリエーション豊富
そもそも成り立ちから何から何までが人間からの理不尽で出来上がっている存在。勝手に殺されて、勝手に蘇らせられて、人間の為に戦えと選択肢すらなく
「えーとね、えっと……」
首筋に刃をくい込ませながらも間延びた声で首を傾げる様は、あまりにも緊張感が薄い。左右に頭を振るせいで勝手に刃が皮膚を切り裂くが、それすら気にすることもなく説明の為の言葉を探している。
不死川は果てしなく神経を逆撫でされているようだが、しのぶには彼女(彼?)が幼児退行している為の言動だと当たりをつけていた。
やがてセトは、深く埋められた胸の杭を指さした。
「ここに、虫がいる。それが、セトたちが、あー……おに?になった原因の、びーおーあーるきせーちゅう?っていうやつ」
寄生虫。鬼舞辻無惨が人間を鬼へ変異させるのに用いるのは血である。鬼殺隊の柱の中でも深く医学に精通しているしのぶだけが、舌足らずで聞き取りにくい言葉を比較的正確に理解した。
「ぼくたちはおにじゃなくて、レヴナントー。お肉たべないーナマニクきらいー」
「我々にとって人間の血肉を貪る者はすべからく滅殺すべき鬼だ。そもそも、俺が君と初めて出会った時血を啜っていたではないか!」
右から刃を押し付けている煉獄が糾弾すると、セトは「こえでかっ」と顔を顰めた。
「血はのむよーでもころさないよー。あたしたち、人間をまもるためにいきかえったのに、ころしたら意味ないじゃん」
「鬼が人間を守る?世迷言を」
「待ってください。生き返った?貴方は、生きたまま鬼になったのではないんですか」
じゃらり、と数珠を鳴らした悲鳴嶼が涙を零す。それに待ったをかけながら、しのぶは声を掛けた。
「鬼舞辻無惨という鬼から血をもらい、鬼になったのではないんですね?貴方の心臓に寄生虫がいて、それが今の貴方たらしめている」
「その事実確認に何の意味がある、胡蝶!鬼舞辻の配下でなくても人を襲う鬼には違いあるまい。更に、この鬼が真実を語っているとも限らないのだぞ」
「煉獄さん、今この場は処刑ではなく尋問の場です。聞くに値するということです。この場の根底を覆してはいけません」
「むう!」
決して納得はしていない様子だが、煉獄としのぶの応酬は止まった。セトは相変わらず言葉を探しているらしく、己を挟んだ人間への興味が希薄だった。
「レヴナントはね、したいを“使う”よ。それで、さっき言ったみたいに、心臓に虫をいれて、そしたらいきかえるの。人間はほろびかけてたし、よわかったから、しんだ人間をつよい吸血鬼につくりかえて、代わりに戦ってたの。再利用ってやつ?だから、私たちは選べないの。死んだら、人間が勝手に墓を荒らして生き返らせちゃうんだもの」
セトちゃん「首斬ってくるからここの人間嫌い。しのぶちゃん優しいけど怖い」
炭治郎と会うと「今目の前にいるのは1人なのに、7人分の死体の匂いがする」
善逸に会うと「心臓動いてないし喜怒哀楽の音すらない怖い」
しのぶちゃんは「死体を勝手に暴かれて生き返ったのが純粋に哀れ」
煉獄さん的には「鬼と違って本当に死ぬ方法がないのが厄介」
「口を開く度に一人称と言葉遣いが変わるんですねぇ」
「そりゃそうだよ、あたしたち7人だもん」
「……あぁ?なんだそりゃ」
「継ぎ接ぎの私たちは7人揃ってようやく1人なの」
「右手は菜々」
「左手は朱花」
「右足は凛」
「左足は千寿」
「胴体は優里」
「頭は真理亜」
「そして左目が雪乃」
「セトたちはね、この1つをつくるのにひつような所だけとられて、のこりはぐちゃぐちゃにすてられちゃった」
「だから、生き返るのもこの体しか無かったんだよね。名前もどれにも当てはまらないから、隊長が新しく付けてくれたの」
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