平和に行きましょう。
サルヴァトアくん
サルヴァトア・フォン・クナウスト
出身国 レスター諸侯同盟・金鹿の学級
個人スキル 無関心
紋章 聖キッホルの大紋章
初期クラス 貴族
誕生日 1165年 星辰の節 17日
年齢 14歳→20歳
身長 150cm→158cm(服装で底上げすると164cm)
趣味 読書 盤面遊戯 鍛錬
好きな物 猫 甘い物 寓話 1人の時間
嫌いな物 虫 辛い物 夜道
同盟貴族クナウスト辺境伯の一人息子であり嫡子。聖キッホルの大紋章を持ち、どんな斧や剣でも己の手足のように扱える武芸の才に恵まれている
女のような顔と華奢な身体を内心気にしているが、勉学や鍛錬でどうにもならない以上仕方がないことだとも諦めてる。その分、自分ではどうしようもない事で馬鹿にされるのは非常に我慢ならない為、得意分野で叩きのめすことを信条としている
人との交流を積極的にとらない厭世家な性格で、表情はあるのに朴訥とした雰囲気がある変わった少年。貴族らしからぬ独特の死生観を持ち、教団への帰属意識や信仰心はない。表にこそ出さないもののセイロス教の在り方を酷く嫌い、紋章の有無による貴族体制、そして自分の立場を皮肉に感じている
幼なじみにローレンツがおり、幼い頃から兄のように慕っているが最近は「この人面倒臭いな」と思うことが多々あるらしく対応がやや辛辣。しかし人を避ける傾向がある中、姿を見かければ自分から話し掛けに行く数少ない心を許している身内でもある為、結局仲は良い。互いに付き合い方を心得ているともいう
極一部の人間しか知らないが元は孤児であり、本来の性別は女性。自覚しているのは性別だけで、サルヴァトア自身は己の出生が偽りだとは知らない
生まれて間もない頃に大修道院の門に捨てられ、教団の孤児院で生後暫くを過ごしていた。その時は女の子らしく「サラ」という名前を与えられていたが、養子に出されるにあたって別の名を義父となったクナウスト辺境伯に与えられた
ここ数代のクナウスト家には紋章持ちの子供が全く産まれず、貴族の中でも没落寸前の落ち目だと同盟領から見なされていた。だから家を発起する為の希少な大紋章を目当てとした極秘の養子縁組であり、本来の産まれるはずだった実子が男であった為に性別を偽る必要もあった
家族関係そのものは、サルヴァトアは家族を尊敬し、また義両親からも可愛がられるというそれなりに理想的かつ良好な関係を築いている
皮肉なことにサルヴァトアの愛称の1つに「サラ」もあり、親しい友人からそう呼ばれる度に恥ずかしさの他にも懐かしみを覚えている。けれども、誰にそう呼ばれていたのかは覚えておらず、もどかしさも感じている
剣の師範として学んでいるイエリッツァは、見た目で判断せず剣筋や才能を純粋に見て伸ばす指導をしてくれる為とても尊敬している。しかし同時に得体の知れない目と仮面を恐れ、近付きたくないとも感じている
「意外よね…」
「人は見かけによらないってやつだな」
「どうしたんだ?」
「クロードくん。今ちょっとサリーくんのこと話してたんだけど、あの子に許嫁いるって知ってた?」
「サルヴァトアの許嫁……あぁ、5歳年上のご令嬢だろ?まだ14歳なのに早い婚約だって有名だったな」
「やっぱり本当だったんだな。お貴族様の結婚は知らないけど、それでも早い方なのか」
「まぁ、大体今の歳くらいになるとちらほら舞い込み始めるよ。ただサルヴァトアの場合、あいつの親が焦ってるから相当早い婚約になったんだろうが…」
「私が生まれて没落は免れたとはいえ、首の皮一枚繋がってる状態から家を建て直したいのさ。両親の思惑はね」
「あ、サリーくん」
「悪いな、いない所で」
「茶飲み話にしては下世話だけど、隠し立てしたって仕方ない話さ。あることないこと言われるより、自分で話した方が気楽だよ」
「あたしの村はあんたの領地の中にあるからな。結構噂にはなってたな」
「貴族なのに紋章持ちがもう2代も生まれない、落ちぶれた領主だって話だろう。領地の統治に紋章は必要ないけどね」
「親父さんの辣腕は有名さ。没落寸前って言われて尚周りに慕われ続ける人望は他にはないしな」
「あぁ、尊敬しているよ」
「聖キッホルの大紋章…。非常に珍しい。フレン君の紋章もそうだが、セテス殿も調べさせてくれんのでな」
「はぁ…それは良いのですが…。具体的に何をするんでしょうか」
「いや何、君が特別なにかする必要はない。ただ少し髪と血を…いや、あとは身体も調べたいが…」
「…服を脱ぐ以外なら大丈夫です」
「ありがたい。協力に感謝しよう」
「……セテス様も同じ紋章をお持ちだと聞きました」
「あぁ、そうだな。私と君の紋章は、中でも宿す者が少ないとされている。君も斧を得意とするらしいな」
「はい。斧ならどれでも手に馴染むので、特に気に入って使っています。セテス様がドラゴンライダーを習得されていると知ってからは飛行訓練もしているのですが…」
「私がそうだからといって無理に合わせる必要もあるまい」
「すみません…。なんというか、その…憧れがあって」
「憧れ…?」
「どんなに鍛えてもセテス様のような筋肉がつかないのです。それに、背も伸びないし…」
「ふむ…。君はいくつになるんだったか」
「今年で15になります」
「人にはそれぞれ体質というものがある。君はまだ成長期を迎えていないだけで、私よりも大きくなる可能性もあろう」
「…はい!」
「さしあたって、食事を友人に分け与えるのはやめるべきだろう。牛乳、肉類は筋肉には特に必要だ」
「うっ…」
「それと君の年頃で夜遅くまで起き続けるのは成長の妨げになる。鍛錬が足りないと思うのなら、効率化から図ることを勧める」
「あ、あぁ…っ」
サルヴァトアの口から嗚咽が零れた。口内に広がる錆味、口元を照らす赤い血、目の前で腕から血を流す敬愛する師。
この首は確かに敵兵の剣に掻き斬られたはずだ。熱く流れる命が消えていく感覚は確かに死への近付きだった。
「お、教えてください、セテス様。わた、私は、私は一体、何になったのですか。なぜまだ生きて、どうしてっ…!?」
胃の中が逆流するが、吐き出すものはない。ただ腹の底から気持ちが悪く、サルヴァトアはセテスの服を掴んだ。
「私の血が君を生かした」
「何故だ!何故私を死なせなかったのです!」
教会の軍勢は既に敗色が漂い戦争は末期だ。今更帝国に着く程サルヴァトアは器用ではなく、そして教会に殉ずることが出来るほど忠実ではなかった。だから、せめてセテスという口実で死ぬことが出来たなら、サルヴァトアはそれで満足して死ねたのに。
それを守って死にたかった男に邪魔された。
「私達の血は特別だ。取り込めば君も、レアや私達のように永く生きられるだろう」
「今更生きろというのですか!この地で、あなた達を墜とさんとする者共の中で!」
白きものの血族の眷属になっちゃった系サルヴァトアくんと眷属にしたセテスさまとフレンちゃんが現代もどきまで生き延びてそこそこ普通に生活する話
闇に蠢くものどもは帝国の皆と先生(石除去済)が駆逐してくれたので大丈夫。エーデルガルトはセテスとフレンの捜索を諦めなかったが、何かをする訳でもない為完全放置になった。やばかったのはレア1人、はっきりわかんだね
「…私を生かした以上は私を仕えさせて下さるのですよね?」
「う、うむ…。いやしかし、私は君が生きて健やかに過ごせるのならそれで」
「私が健やかに生きていると確認するにはやはりフレン様の護衛とセテス様の側仕えをする必要があると思います」
「それなら側仕えや護衛といったことをする必要は」
「そうですわ!お父様の言う通り、サリーさんが私たちに仕える必要はないんですのよ。だって私たちは血を分けた家族ですもの」
「物理的に血を分けた者ですがその括りは妥当なのでしょうか、セテス様、フレン様」
「いっいやフレンの言う通りだ!だから君の剣を私たちに掲げる必要はないんだ」
「…では家族を守る為、この剣は持っておきます。それでよろしいでしょうか?」
「家族に様付けはしませんわ。ね、サリー?」
「……お願いします、それだけはまだ少し…お時間をください…」
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