平和に行きましょう。
探偵組で杉山屋敷
青葉沙良
この度あんまり記憶のない祖父の遺品整理にド田舎にお呼ばれすることになった不死身子ちゃん。普通に不安なので白瀬に着いてきてもらう事にした
ぶっちゃけこの子の存在こそが1番ホラー
白瀬
沙良ちゃん経由で神話的事件に巻き込まれまくる不憫探偵。今回は探偵というより身近な保護者としてついて行くことになった
死なない女の子や五ェ門系女子、その他諸々異能を扱う人間たちの事件に巻き込まれてきたのでそんじょそこらのことじゃ驚かなくなってきた
「おっちゃん、海行かない?」
「世間さまの視線が辛いから行かない」
「この間のコンビニ帰りの職質そんなに辛かった…?」
「お前はそりゃ扱い丁寧にしてもらえるだろうけどな。お前だって三十路のおっさんと女子中学生みたいな女の子が夜中に歩いてたら怪しむだろうか」
「ごめんねーホントごめんねー。だからお詫びに海行こう」
「さては話聞いてねぇな?旅行なら友達誘ってこいよ」
「今回はちょっとダメなんだよ。出来るなら大人、それも私の身近にいる人に来てもらいたいの」
「……面倒臭いから一から話せ」
「えっとね、まず知らない人から手紙が来たんだよ。実物これね」
「中身は見てもいいのか」
「うん、どうぞ」
「…………。…………おい、これ思いっきり怪しいじゃねえか。身内に裏は取ったのか?」
「お母さんに聞いてみたよ。そしたら、遺品整理の写真とか日記にも確かにその人の名前あって、嘘ではなさそうって。実際おばあちゃんが亡くなるまでその家の人と年賀状とかそういう細々したやりとりはしてたみたいで、取ってあるハガキにも苗字はあったの」
「あぁ…じゃあ、あんまり疑う余地はない、のか。で、なんで俺なんだよ。母親とか父親とかもっと相応しい立場の大人はいるだろ……ってああ……」
「お父さんたちはオーストラリアだから……。子どもなんて私1人だろうし、おっちゃん色々詳しいでしょ?どんな人達いるか分からないし、おばあちゃんの遺品でもある美術品粗末にされたら悲しいもん。だから、その……お願いしたいなぁって……」
「…………なら、依頼しろ」
「え?」
「お前1人のお願いじゃあ事務所を閉めるにはちと理由が弱い。だけど、依頼だってんなら十分だ。だろ?」
「……白瀬のおっちゃん大好き!」
「依頼料はお前の両親からふんだくるから覚悟しとけ」
「はーい!」
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