平和に行きましょう。

つよいさにわ板



「父様は間違いなく私が知る中で一番強い人だよ。でも、それはあくまで私や父様の知る世界だけの最強で、まだまだ知らない強い人がいる筈なんだ。でも私はただ強くなるだけじゃなくて、それで大切な人達や強くない人を守りたい。強制徴収されてる審神者とかね」
「そうだ、小娘。私のように国単位で恐れられる存在になるがいい」
「主、それは最早生物兵器の粋だと思うな」
もうやだこの戦闘狂。




「貴様らはただ出陣のことだけを考えろ」
「己の分を弁えろ」
「刀とは使うものだ。精々この私に使われろ」

って一見凄く自分勝手で上から目線の言葉しかないんだけど

「貴様らはただ出陣のことだけを考えろ(家事全般は私がするので気にしなくていい)」
「己の分を弁えろ(無理しないで怪我したら言え。疲れたら休め)」
「刀とは使うものだ。精々この私に使われろ(出来うる限りの最上の支援をする。一本でも折れさせない)」

事情というか長年その人の子どもやってる私からすると大体こんなことになる


/(^o^)\ナンテコッタイ


本心が1ミリも伝わらないwww


ツンデレかお父さんwwwwww


やってることは凄く良い人なのに言葉で損してるなこれ


見た目も怖いっていうか冷たいから、余計にね。私が来た時

「……は、娘!?」
「子どもいたの!?というか、えっ!?」
「あの主、人だったのか!?」
「いやつーか似てねぇ!」
「それな!?主の面影すらないぞこの女子!」
「えっ、じゃあ拾い子とか?」
「かもしれませんね!あるじにはんりょがいるなんて、そうぞうできないですから!」
「俺は驚きは好きだが、衝撃は困るな…」
「お父さん、人とすら認識されてなかったのですか」
「( º言º)」

結局父が皆池に放り投げて終わったんだけど、それからもやっぱり「拾い子説」とか「義理の父娘説」が強いみたい。確かに養子だけど複雑だった


この○ : もしかしてファザコン


刀剣の心象ひでぇな

まー複雑な家庭環境について噂されたら神経削るよな。お疲れ










一年に一年、普段妥協や甘えといった弱さを許さない厳しい男が、剣の師匠でも審神者でもなく、ただ一人の父として過ごす日がある。その日だけは小娘と不遜に呼び表す娘を名で呼び、ささいな我侭でも何でも話を聞いていた。
欲しい物があれば本人の希望以上に買って与えるし、菓子を望めば何だって作ってみせる。不器用ながら頭を撫でてやり、最後には抱き合う。
そんな姿を見て二人を親子だと思わぬ刀剣は、もはやこの本丸には存在しない。
「我が娘よ、誕生日おめでとう」
「はい、お父さんもおめでとうございます」
















「これ、お父さんの執務机の奥から出てきた本なんだけど」
「おや、荷造りの時に忘れていったのかな。ただの本にしては錠なんて用心深いだね」
「あの先代の性格からしたら、こんな物は大体余程大切な物か危険な物だと相場が決まってるなぁ」
「昔演練相手に逆恨みされて、蠱毒を仕掛けられた時とかあったね。あの時、解呪の為とはいえ床下から先代が畳突き破って出てきた時は、流石に腰を抜かしたよ」
「あぁ!鶯丸と茶をしていた時だったな。いきなり真ん中からにゅっと突き破ってきたのが、本当にシュールだった 」
「どうやったらあんなに狭い床下から、吹き飛ばさずに突き破れたのか…」
「あの方は本当に奇想天外すらも超えてくれるよなぁ」
「二人とも、後で詳しく教えて」
「いいとも」
「おぉっと、忘れてた。俺が考えるに、コイツは読めば正気を失う魔術書の類だと思うんだが」
「鶴丸、どこから冒涜的知識を仕入れてきたの?でも真面目に考えたら結構大事そうなのに、向こうに帰ってから特に何も言ってないし…。本当に何だろうね、これ」
「読めばいいじゃないか、主。それから先代に確認を取っても遅くはないよ」
「そうだな、主。こんな先代の残した面白そうな物、見ない方が勿体無い」
「お父さんの近侍だった二人も知らないなら、まぁそれが妥当だよね。よし、そうと決まれば錠を斬って下さい」
「なら手っ取り早く私が力尽くで潰してしまおうか。鶴丸くん、本を押さえてくれ」
「よしきた」
「石切丸が力尽くって、明らかお父さんの悪影響…」
「っよし!取れたよ、主」
「さぁ、先代の娘たる主が読んでくれ。もしかしたら大穴で、稀書の類かもしれないぞ」
「ありがとう。…うわ、意外と黄ばんでるなぁ…」
「ん?これは、先代の文字じゃないのかい」
「こんな見るからに堅苦しい形は正しく先代だな」
「褒めてるのか貶してるのか…。大分昔の日付もあるし、記録書かな」


2×××年 5月27日 晴天
 本日も特別目を引く強者はおらず。
 この国に、私が手塩にかけて育てるに値する人間はいない。そもそも、そんな者に会ったこともないが
 別の国に居を移すべきだと考えてはいるものの、最近政府が少々うるさい。山に籠もろうかも視野に入れているが、それでは強者に出会う確率も減るだろう
 私を超える強者は、いないのか。


「やばい、日記だ」
「個人的な日記だね」
「紛うことなき日記だな」
「主、どうするんだい?」
「返却するかい?」
「読むに一票」
「「賛成」」
「暫く短いから、次の長い文章を優先的に見ていくね」


2×××年 7月(文字が掠れている)
 本日、面白い拾い物をした。まだ5歳にも満たない小童だ。何が面白いかと言えば、天より落ちてきたことである。
 恐らく崖から転がり落ちてきたのだろうが、私は直感した。この小娘は「原石」であると。
 怪我の具合や気絶したこともあり、暫く育てることとする。希望も含んではいるが、親はいないと踏んだ。この世に我が子を山に、すぐに落ちて死ぬような崖がある山に置く人間を親と言うべきではないだろう。
 この私が直感したのだ、この小娘は必ずや剣聖として大成するであろうと。そしてその才能を開花させることが出来るのは、私だけの使命だと。
 小娘の新たな名は既に決めた。拾い上げたこの日にも因んだ、良い名だと確信している。ああ、暫くは用意に忙しくなるだろう。子を育てるにあたって、学校にも通わせねばならない。文武両道隙無く学ぶことこそが、剣聖への道である。


「これはもしや、先代の日記でもあり、主の成長過程日記の面も兼ねているのかな」
「うわぁ…、最初の頃とか全然覚えてないから新鮮だなぁ」
「いやいやいやいや、二人ともそこじゃないだろ!?結局山篭りしてたり主が空から降ってきたり、というか落ちたら死ぬ崖から落ちてきて生きてる幼子って何なんだ!?先代も何で剣聖云々に飛び火してるんだ!幼子に剣を握らせるアンタも十分親失格だろ!?」
「あ、でもここからは普通の内容だ。幼稚園通わせたり、初めての喧嘩で箪笥投げあったり」
「おい最後」


2(文字が掠れている) ×もり
 小娘を拾ってから早くも三ヶ月目となる。稽古は年齢と成長も鑑みて、軽いトレーニングが関の山だ。流石に分かってはいたが、小娘の剣聖への道は遥かに遠い
 初めて父と呼ばれた。昼食の後、微睡みの中でぽつりと「おとうさん」と舌足らずな言葉で呟いたのだ。それが私のことか、私に出会う以前の人でなしのことかは分からない。分かりたくもない。
 だが、ふとあの小娘は未だ親を恋しがる年であるのに、私がただ淡々と教育を躾けるのは、何かが違う気がした。しかし私は私の方針を曲げない。曲げる訳にはいかない。何故なら、それこそが私をこれまで、そしてこれからも最強たらしめる軸であるからだ。小娘は、その上でどう育つか定まらぬ無限の可能性を持っている。武を極めた者となるか、聖人となるか、外道となるか。見本となる私がぶれては意味がない。
 体調はいつも通り良好であるのに、何故か気分が優れない。私の膝で呑気に眠る小娘の寝顔が憎たらしい。


「…………お父さん…」
「先代も、主を育てる上で葛藤を抱いてたんだね… 」
「いやこれめっちゃデレてる!普通膝枕するのか!?これ先代それっぽいこと書いてるけどやってることはブレまくりだろう!?」
「え、お父さん頼めば今でもしてくれるよ?」
「諦めたんだね」
「駄目だろ!」


2×××年 12月 5日 豪雪
 時の政府とやらを名乗るカルト組織に勧誘された。ゴミ箱に詰めておいた。強引に押し入るという礼儀も何も知らないゴミであるためだ。
 小娘が帰宅してから蠢くゴミ箱らに酷く怯えていたが、「新手の道場破りを詰めた」と教えたら「そっか!自殺志願者だね!」と納得した。この小娘の語彙力は何やら妙な方向へと突き進みつつあるが、一体どこから影響を受けているのかは目下調査中である。よもや、最近友人として連れてきた小僧ではあるまいかと考えると、腹立たしい限りである。
 翌日、自力で這い出たらしい奴らがまたやって来た。今度は菓子折りを持って、酷く下手に出てきた。余程堪えたらしい。
 内容の詳細は避けるが、最終的に私はその勧誘を是とした。奴らが下手に出たお陰で、大分有利に事が進んだ。やはり武力は交渉の場でも役に立つ。
 小娘には長い出張が多くなると伝えると、泣かれた。どうやら見放されると思ったらしい。愛い馬鹿者である。が、どのみち離れる生活となるので、私の母校にある寮へ入れる手筈となった。一週間に一度は会える為、鍛錬の成果を見るには大丈夫だろう。
 ちなみに小娘にすら目を付けようとしたゴミは、また詰めておいた。


2×××年 3月19日 狐の嫁入り
 本丸を拠点としてから丁度一ヶ月目となる。
 今度は、今所属する組織の敵対組織より勧誘された。ふざけている上に襲撃とも等しかった為に、本丸の肥溜めへ落とした。男女平等とはかくも素晴らしい格言である。

「先代の男女平等ほど物騒な宣言もないぞ」
「危険思想になるから不思議だよね」
「おや、まだ続きがあるよ」

 本日鍛刀すると大太刀の太郎太刀がやってきた。確かに私の体格では振るうことは難しいだろう。しかし奴の目が気に入らなかった為、暫く奴の刀で素振りをすると決めた。ちなみに太郎太刀本人を抱きかかえることは容易であった
 食事は初めてこの本丸で収穫した野菜を使用した。小夜左文字が珍しく脇目もふらず食べたポテトサラダは、誉れを取った時の褒美とすると言えば目を輝かした。小夜左文字は小娘に似ている。目付きと小動物の警戒心のような態度が、姉弟のようだ。
 小娘は、慣れないだろう寮では友人がいるため不安はないと言っていた。むしろ、無理せず休んでほしい、とすら言われた。子というのは目を離したら成長する。喜ばしいが、やはり未だ剣の伸びはいまいちと言う他ない。


「いきなり大太刀振るい始めたきっかけがこれだったんだね」
「一々主を可愛がる言葉さえなければなぁ…。普通に良い人だったと思えたのに」
「小夜と私、似てる?」
「うーん…、先代の言いたいことは分かるよ」


2×××年 10月9日
 本日遠征部隊が鶴丸国永を連れ帰ってきた。小夜左文字が色合いがそっくりだと感想を述べた。確かに人類としては希少種にあたる私の髪や肌は鶴丸国永と同じであるが、目は違う。この目は小娘と唯一同じ色だ。
 昔は色などどうでも良かったが、小娘との共通点であれば、まぁ悪くは無い。
 鶴丸国永は驚きを求めていると言ったが、私の後ろに忍び寄った際に裏拳を叩き込んでからは自重するようだ。錬度初期とはいえ重傷とは情けない。陸奥守に「心臓に悪いち、やめちょくれ」と言われた。


「あぁ、」
















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