平和に行きましょう。
でかい槍
「ほあ、これはまた、大きい…」
「天下三名槍が一振りを掴まえて、その一言ぁ酷いんじゃないのか?」
何となくすばしっこそうな審神者の脇に両手を差し込むと、いとも簡単に抱き上がる体は細く小さい。子どもというのは、こう、柔く丸々としているべきだと思う中で、その軽さと細さは何となくか弱さしか感じられない。
「小さいじゃねぇか」
「そうですか?蜻蛉切さん、私重くなってないみたいです」
「もっと軽い主を知っているからこその重みです。日本号、顕現された者は主と近侍により、これから本丸内を案内されることになっている」
「目的地は日本号さんの部屋です。今日は案内だけしたら、あとは食事以外自由にされてて下さいね」
「ほう?自由ってことは、お嬢ちゃんに晩酌を頼むのはアリかい」
prev next
Back to main nobel